幼少期 ページ2
―――――――
俺に弟ができた。凛と炉泉。
兄になったなんて実感は無かったが、初めての弟はやっぱり嬉しかった。
「冴、弟よ。凛と炉泉って言うの。優しくしてあげてね」
そう言われて見た弟たちは小さかった。
こんなちっさい体で生きていけんのかよ、俺が守ってやんないと。まだ幼い兄としてそう決意した。
そして俺は成長した。弟も成長した。
俺はサッカーが好きだ。1歳からやっていた。
そして弟も俺を見てサッカーを始めた。
凛は直ぐにボールを蹴ることが出来た。
でも炉泉はボールをけろうとすると転ぶのだ。
ボールを蹴ろうとして転ぶ、を繰り返していると、炉泉がぐずりだした
「なんでぼくはできないの！」
「炉泉だって慣れれば出来る。教えてやるから泣くな」
そういって頭を撫でると炉泉はすぐに泣き止んで嬉しそうに笑った。こういうのも悪くねぇな
そして俺は天才サッカー少年として世界から注目されるようになった。
「将来はどんな選手になりたい？」
「……うるせー黙れ俺の勝手。帰るぞ凛、炉泉」
凛と炉泉は俺の後ろをずっと着いてきた。
特に凛と炉泉はずっと一緒に居て、よく似ている。さすが双子だな
真ん中に俺、両隣に炉泉と凛で歩いた
「アイス食べるか？」
「うん食べる」
「ぼくも食べる」
こうしてアイスを買ってやって3人でよく食べるのだ。
そして凛がよく当たりを出して、俺と炉泉がはずれを出す。
「こんなんで運を使う奴は世界一にはなれねー」
「俺は世界一のストライカーになる。それ以外は価値なしだ」
「ほへー、炉泉アイスの棒交換しよ」
「え、やだ」
こんなのを信じる所も似ている。将来詐欺に遭わないといいが。
ある日、俺の試合の日。
俺がいいパスを出したっていうのに、ザコ共が届かないとほざいていた。
「凛！？」
炉泉が叫ぶ声が耳に届いた。
その瞬間凛がコートに出てきて、アイツらが届かないと言ったボールを入れたのだ。
「凛」
そこら辺のザコ共をどかして凛に近づいた。
「ごめん…兄ちゃんおれ…」
「凄いぞ凛。俺とサッカーしろ。お前なら俺の次に凄くなれる」
凛にはサッカーの才能があった。炉泉には勉強の才能があった。
だから俺が世界一のストライカー、凛が世界二、炉泉がマネージャーになると、3人で約束をした
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次から主人公目線で進みます
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バナナプリン - どチャクソ好きです🍌冴ちゃんとの絡みも楽しみにしてます！！！✨ (1月9日 0時) (
レス) @page36 id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)
快晴(プロフ) - ブルーロック編楽しみです！！！頑張ってください！！！ (12月11日 2時) (レス) @page30 id: 3fba93f21d (このIDを非表示/違反報告)
Cherry(プロフ) - 快晴さん» いつもコメントして下さってありがとうございます！励みになってます😃更新頑張ります💪 (10月11日 23時) (レス) id: 0ce5a8fce5 (このIDを非表示/違反報告)
Cherry(プロフ) - センバヅルさん» ありがとうございます🙇読んでいただけて嬉しいです！応援有難うございます！更新活力になってます😊 (10月11日 23時) (レス) id: 0ce5a8fce5 (このIDを非表示/違反報告)
センバヅル - 最近見つけて一気読みしました！めちゃくちゃ面白いです！！応援してます😊 (10月9日 16時) (レス) @page15 id: e516fa0de5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Cherry | 作成日時：2023年8月5日 22時
