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大倉は気まずそうに
ゆっくりと口を開く
大「殿下のお子様は姫様以外全員男です」
「それが…何？」
大「殿下が最も愛した本妻である奥様は、姫様を産んですぐ亡くなりました」
前に聞いたことがある
お母さんは既に、と
それがなんだ
娘は娘じゃないか
頭がぐるぐると回る
吐き気のようなものが込み上げてくる
大「殿下は女はいらないと、奥様が息を引き取る直前までは死産に仕立てあげようとして…でも出来ひんかったのは、愛する奥様の遺品が姫様やったから、」
「なんで…なんでそうなるの」
お酒のせいなのか
なんなのか
目眩がして倒れそうだ
「女でも姫様は子供じゃない！なのになんで！そりゃ姫様もこうなるよ！」
気付かないうちに泣いていた
これは姫様の哀しみだろうか
胸が痛くて仕方ない
哀しくて、ツラくて、ショックで、苦しくて、
大「申し訳ございません、こんな話をA様に」
大倉も泣きそうな声で、顔で、
震える手で私を抱きしめた
これは私に対しての気持ちなのか
姫様に対しての気持ちなのか
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温田(プロフ) - まるこさん» なんとか完結しました…！悲しい終わりにしたいけど、でも、、と悩んだ結果、バッドエンドもハッピーエンドも詰め込んでみました。。長い時間お付き合いありがとうございました！！ (2021年11月6日 22時) (
レス) id: 234b286837 (このIDを非表示/違反報告)
まるこ(プロフ) - 完結…しましたね😭過去が悲しい終わり方だったので現代では2人、幸せになれて本当に良かったです❤️連載お疲れ様でした😊 (2021年11月6日 21時) (レス) id: 882f735b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：温田 | 作成日時：2021年10月21日 19時
