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なんてことない
普通の会社員をやってたはずだった
普通の恋愛をしているはずだった
仕事は好きだ
もちろん
同じくらい忠義のことも好きだった
私なりに大切にしているはずだった
忠義は、最近お互いの仕事が忙しくてすれ違うばかりの日々がツラかったと
そこでそんな心の隙間を埋めてくれる女性に出会ってしまったと
最後に2人で思い出のレストランでディナーをしたかったと
「ワケわからない」
わざわざ初デートのレストランで別れ話するか？
普通
普通
「普通って、なんだろう」
オシャレなレストランは普通プロポーズに使うもので
4年も付き合えば普通結婚になるもので
浮気は普通しないもので
仕事は普通忙しいもので
「普通…普通ってなに」
別れを切り出され混乱する私の目の前で忠義は涙を流した
普通涙は私が流すもので
とりあえず考えさせて欲しいと言ったら「せやんな、ゆっくりでええから」なんて言われた
お前が被害者ヅラかよ
いっそ、消えてしまいたい
霞む視界
下を向いて歩く私には上から降ってくる古びた看板なんて気付かなくて
大きな音とか周りの悲鳴を聞きながら
一瞬にして上からの衝撃と下からの衝撃と
もはや何も感じないほどの鋭い痛みと
普通叫ぶのは私でしょ、なんて考えながら
あぁ私は死んでしまうんだ
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温田(プロフ) - まるこさん» まるこさん、いつもありがとうございます(T_T)実は私もあまり得意ではない転生モノなので…ガチガチにならないようには気をつけてます！笑 ゆっくりやらせて頂きますが、今回もどうぞよろしくお願いします！ (2021年10月14日 18時) (
レス) id: 413ed48470 (このIDを非表示/違反報告)
まるこ(プロフ) - 転生モノ、アレ？私ついていけるのか？？と最初思ってましたが、読み進めていくうちにどっぷりハマっていました笑 早く更新されないかワクワクしています😊❤️温田さんの作品、ほんとに楽しすぎます🙌🙌 (2021年10月14日 0時) (レス) @page41 id: 882f735b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：温田 | 作成日時：2021年9月11日 1時
