大丈夫、キミが好きだよ。#2【orange】 (ページ46)

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お遊びの続きと、依存ページ46

大「えぇ…ええぇーーー？！」

学校中に響き渡る大きな声

耳がツーーーーンとする

大「おにいさん、結婚するん？」

「たぶんね」

大「で、お姉さんとの指輪を返しに来たと」

「そう」

大「最近よく会いに来てたのはその話をするためで」

「らしいよ」

大「その会話にマルちゃんは出くわした」

隆平はまたもや気まずそうな表情で深く頷く

巻き込まれ山隆平くんに改名したろかな

とかふざけてたけど

大「うわぁ…大変やったな、おつかれ2人とも」

と言って、大倉くんが食後に食べようとしていたプリンを1つ私たちの前に置いた

くれるみたいだけど

いや、スプーンもプリンも1個しかないじゃん

なんてちょっと笑っちゃう

大「でもさ、2人の関係はどうなるん？」

丸「…んまぁ、Aが振り切るまでは使われようかなとは思っとるよ」

大倉くんから受け取ったプリンを私の前へと動かす

プリン大好きなのに

そんな優しさに心が暖かくなる

「正直裕兄の件で私もう恋が何かわからなくなっちゃって。さらに昨日の今日だし、付き合ってようが付き合ってなかろうが私たちの関係ってきっと変わらないし」

大「うーん、それってええんかなぁ」

丸「Aがもうええわ！って言わん限りは俺はAの彼氏。んで、悪い虫がくっつくのを阻止する。大倉みたいななぁー！！」

すごい勢いで大倉くんにプロレス技をかけに行く隆平

ゲラゲラ笑う大倉くん

『それってええんかなぁ』

私の心の声が大倉くんの口から出てきた

でも今は隆平の優しさに甘えたい

隆平の存在に依存したい

もらったプリンは甘くて、ほろ苦い