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それから私は裕兄と徐々に距離を置いた
裕兄といた時間はお姉ちゃんといる時間にした
もっと早くそうすれば良かった
裕兄は寂しさを私で埋めているだけだった
裕兄は私を好きではないし
私も裕兄を好きではない
勘違いの恋心だったから
姉と姉の婚約者と2人の妹の私
その生活は楽だった
お姉ちゃんは死ぬ前にウエディングドレスを来たの
すごく綺麗だった
私もいつか着たいと思った
晴れて事実上夫婦になった2人は幸せそうで
その１ヶ月後、運命の時が訪れた
私も裕兄も寂しくてつらくて苦しくて
久々に2人で出かけたその日
裕兄は寂しさとつらさだけで私を抱いたの
だから、ただ痛くて苦しくて気持ちよくなんて無かった
でもそこから吹っ切れて
何回も関係をもって
裕兄のことは好きじゃない
でも特別な人なの
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作者名：温田 | 作成日時：2021年3月5日 21時
