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丸「A！A！！」
閉じた瞼が明るい
もう朝だってのになんで隆平の声が聞こえるんだろう
丸「A！！！！！」
「…なにさ」
朝は不機嫌、これは鉄則
丸「ちょっと早めに来てみたら鍵開けっ放しやから心配したやんか！！」
ほんとに焦っていたのだろう
隆平のカバンと靴はぐちゃぐちゃに放り出されている
「そんな慌てないでも、生きてるよ」
持ってきてくれた水を一気に飲み干すとカラカラの喉に潤いが
丸「昨日仲良うなった子が次の日死んでたら嫌やわ」
なんて
「てゆーかなんでこんな早く来たの？」
朝の6:30
8:00前に家を出ればいいのに、全然間に合うのに
丸「母ちゃんがこれAに食べさせたれって言うて、で、こっちは父ちゃんから」
渡されたものは丸山母お手製のお弁当
(細すぎやからちゃんと食べ！って手紙付き)
それと、私の大好きなフレーバーコーヒー
(俺の未来の娘へ！って手紙付き)
「やった、お父さんの娘になった」
ふふんと笑うとさっそくコーヒーをいれる準備をする
「そうだ、隆平。北海道だとコーヒーのイントネーションはコが上がるんだよ」
丸「え、コーヒー？」
「そうそう。訛りなの。でもうちの円山家でコがあがるのは私だけ」
隠れ家で過ごすようになって1ヶ月ほど経つのに
両親からは何も連絡が来ない
私だけ、円山家ではひとり浮いた存在
円山家じゃなくて
丸山家に生まれれば
ひとりぼっちに慣れることはなかったのだろうか
寂しさに慣れることはなかったのだろうか
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温田(プロフ) - まるこさん» ありがとうございます！できるだけ毎日更新を心がけております(；▽；)ロング小説になりそうな予感ですがよろしくお願いします…！ (2021年3月5日 7時) (
レス) id: 413ed48470 (このIDを非表示/違反報告)
まるこ(プロフ) - あぁ〜！ダメです！続きが気になってしまいます！笑 更新待ってます(^^) (2021年3月5日 0時) (レス) id: 882f735b0b (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - はい！ (2021年3月1日 7時) (レス) id: a74bdcb86f (このIDを非表示/違反報告)
温田(プロフ) - えむさん» ありがとうございます〜！( ；∀；)まだまだ終着点が見えませんが、ぜひお付き合い頂けると嬉しいです…！ (2021年3月1日 7時) (レス) id: 413ed48470 (このIDを非表示/違反報告)
えむ - この話めちゃくちゃ好きです！！更新楽しみにしてます！！ (2021年2月28日 22時) (レス) id: a74bdcb86f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：温田 | 作成日時：2021年2月21日 22時
