02 お願いしますシュークリーム奢るから ページ3
モテる方法を教えてもらうにはモテる奴に聞くのが良いと言う。その場合、部で一番モテる及川徹に聞くべきだと思う人がほとんどだろう。
だがしかしあれは違う。確かにモテるけど中身があんなんだし、モテる理由はだいたい顔面なんだと思う。
でもそれじゃあダメなんですわ。顔面でモテてきた奴に聞いても参考にならないですやん。
対してマッキー先輩は陰で割とモテる。言うて顔面はそんなかっこいいとかではない(失礼)
そのため、中身でモテている可能性がある。また、先輩にしては話しやすい。これらのことから、マッキー先輩に聞くのが最善策なのではないかと考えた(レポート風)
「なるほど失礼だな」
『うわっエスパー!』
「全部声に出でてましたけど。んでモテてどうすんの?」
『好きな人と付き合いたい』
「へえ、お前好きな人いたんだ。誰?俺?」
『冗談は前髪だけにしてください』
「ひっど!」
と言いながらも、マッキー先輩は笑顔である。良い人だよね!
「で誰よそれ」
『……く、国見』
「国見かー!確かに難しそうだそれは」
『ですよね!国見どころかそもそもモテないんでどうにかご指導よろしくお願いします師匠』
「師匠はやめろ!お前モテねえの?顔そこそこ可愛いじゃん。中身ゴリラだけど」
『最後の一言いらなかったな!複雑!』
つーかサラッと可愛いって言った?そーいうとこなの?天然たらしなんですか?
「師匠かー、どうすっかなー」
『お願いしますシュークリーム奢るから!』
「よし乗った」
よっしゃ。思ったよりちょろいな???
「師匠になってもいいけど師匠って呼ぶのは禁止な。要はお前にどうすればモテるのかアドバイスして、最終的に国見と付き合えりゃいいんだろ?」
『そう!よろしくお願いします師匠!』
「はい弟子クビです」
『まってごめんなさいマッキー先輩!!』
「それでよし」
こだわり強すぎだろ。それでも私の願望は聞いてくれるのでやっぱりマッキー先輩は良い人だと思いました。
こうして私とマッキー先輩の師弟関係及びA(国見に)モテようプロジェクトが開始した。
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作者名:牛乳 | 作成日時:2019年2月9日 21時