青あいす 2 ページ36
電気消してよろよろついてったら、キッチンでしぶやんが(当然ハダカ。オレも)ペットボトルの水ガブガブ飲んどった。
オレを見つけると大股で近づいて来て、クチビルが口に押し付けられる。
「んく……」
しぶやんの熱でぬるなった水が、オレの喉を通ってく。
もっかい。
もっかい。
もっかいしたら口の端からつうと零れて、しぶやんがれろーってそれを舐めとってく。
カラになったペットボトルを潰し、シンクにガランと放り投げた。
手ぇ引かれて、一緒にベッドへ潜り込む。
嬉しいやん、そーいうのて。
そーいうちっさいことが嬉しくて、へへっと笑えば「きしょっ」て言うし。
ええやん。
好きなんやから。
真っ暗な中でやらかいクチビルが鼻を捉えて、それがするすると下へ降りてく。
迎えるようにクチビルを合わせれば、つめたく冷やされた舌がねじ込まれてくる。
「ん……ふ……ぅん……」
ピリピリ、ピリピリ。
しぶやんの舌が歯をなぞるだけで、舌の先っちょが触れ合うだけで、気だるい下半身に微弱電流が流れる。
オレの胸を這っていた手のひらが、ツンっとソレに触れた。
「!!!」
過敏になっとるカラダは簡単に反応してもーて、思わず体を引き離そうとしたら反対にぐっと抱き寄せられた。
オレの腹に当たる、熱いソレ。
なんや。
こんななってるやん。
しぶやんかて、こんなん、なってんねやんか。
「何笑とんねん。きっしょいわ〜オマエ」
「だって(笑)」
暗いからわからへんと思うけど、オレのほっぺた今めっちゃユルなってるよ?
ソコにそっと手を伸ばす。
一瞬、びくん、てなるけど、するする動かしてけばあっつい息のカタマリがオレのデコに降りかかって。
さっきみたいな、ただイかせるだけのと違う。
「ん……しょう、た……」
オレの後ろ頭に手が回って、デコとデコがコツンとぶつかる。
猫が身ぃ寄せてくるみたいにすりすり擦り付けて、きっと今目を閉じて、むっちゃせつない顔しとんちゃう?
アノ曲て、そんな顔想い出しながら書いたんやで。
「も、ええやろ……悪いけど、このまますんで」
ほら、そういうとこ好きやねん。
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丸ちゃんの全てが欲しい - 1984年9月11日生れて来てくれてありがとうお誕生日おめでとう (2016年9月12日 0時) (レス) id: e19226b261 (このIDを非表示/違反報告)
まるる - 関ジャニそれぞれ個性があって好き(//∇//)ゞ (2016年8月17日 3時) (レス) id: c797ab981f (このIDを非表示/違反報告)
まるる - 侯の顔ヒナの目すば亮の色気隆の声章ちゃんの可愛さ忠のあはあは笑いヘタレ好き (2016年8月17日 3時) (レス) id: c797ab981f (このIDを非表示/違反報告)
花蜂(プロフ) - 萌奈実さん» ありがとうございます〜内容が内容だけに恥ずかしいですけど、本当に嬉しいです!!おかげさまで完結しました!また新しいの出たらよろしくお願いします<(_ _)> (2014年9月11日 1時) (レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
萌奈実(プロフ) - このお話大好きです!!ホンマにヤスくんぽくてええなぁって思います。更新楽しみにしてます(*^^*) (2014年9月8日 13時) (レス) id: 19933af13f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花蜂 | 作成日時:2014年7月22日 1時