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緑あいす 1 ページ4

「ワン、エン、ツー、エン、みーぎ、ドン!

そうそう、それでええよ、渋やん」

「…ヤス、もっかいやって」

すばるくん。そんくらい1回で覚えよ。

「章ちゃあん!ここんとこのハモり、ちょっとやってぇや」

「ええよーどこどこ?」

亮ちゃん、顔近いって。

「バリうまケーキ、アマーーース!」

「あーん………んぐんぐ。

うわ、これめっちゃ好き!ありがとうマル」

………(怒)。


「ほれえ、ちゃんと汗拭かな風邪ひくで」

「わあっ!信ちゃん、頭わしゃわしゃせんといてー」


こらこらこらこらゴリラ!!!ベッタベッタ触んな!!!!何ニヤついとんねん!!オマエのシタゴコロなんてミエミエやねんぞ!!

「…おーくら?おおい、おーくらくーん」

「あ、横山くん。おったんや」

「自分めっちゃシツレイやな。大丈夫か?えらい怖い顔してんで」


言われて前を見てみれば、眉間にノミで刻んだみたいなシワよせて、今にも火を吐きそうなドラムセットの前のあのオトコ、誰?

ブッサイクな顔。

「…顔洗ってくる…」

壁一面の鏡から背を向けて、みんながわちゃわちゃしてるリハ室を抜けだした。




トイレの個室に引きこもり、フタの上で三角座りして膝に顔を挟む。

こんなときこの長い脚は邪魔やわ。

あーあ。

泣きそう。

「たっちょん、おる?」

「………」

きゅっきゅって歩幅の小さい足音が、トビラの外で止まった。

コンコン。

「おるやろ?」

おるよ、ヤス。

その声聞くだけで泣きそうになる。

「たっ…」

がんってトビラ開けて、びっくり顔のヤスを引っ張り込んだ。

鍵もかけんとトビラに押し付けて、噛みつくように口付ける。

両手で頬を包んで上に向けさせ、固まってる歯を舌でこじ開けて無理やり侵入する。

舌を絡め、口内を舐めまわし、苦しがってるのをわかってて離さなかった。

俺の服をぎゅうて握ってる手が、抗議するように胸を叩く。

だから、まだ嫌だったけど、仕方なく顔を離した。

「はぁ…はぁ…っん」

肩で息してるヤスの、ピーナッツみたいな目が俺をぎりっと見上げる。

俺は身長にモノ言わせて上から見下ろして。

一瞬か、もしくはすごく長い時間。

上からと下からで睨みあう。

でも。

ふいに、なんだかものすごく情けなくなって、視線を逸らした。

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丸ちゃんの全てが欲しい - 1984年9月11日生れて来てくれてありがとうお誕生日おめでとう (2016年9月12日 0時) (レス) id: e19226b261 (このIDを非表示/違反報告)
まるる - 関ジャニそれぞれ個性があって好き(//∇//)ゞ (2016年8月17日 3時) (レス) id: c797ab981f (このIDを非表示/違反報告)
まるる - 侯の顔ヒナの目すば亮の色気隆の声章ちゃんの可愛さ忠のあはあは笑いヘタレ好き (2016年8月17日 3時) (レス) id: c797ab981f (このIDを非表示/違反報告)
花蜂(プロフ) - 萌奈実さん» ありがとうございます〜内容が内容だけに恥ずかしいですけど、本当に嬉しいです!!おかげさまで完結しました!また新しいの出たらよろしくお願いします<(_ _)> (2014年9月11日 1時) (レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
萌奈実(プロフ) - このお話大好きです!!ホンマにヤスくんぽくてええなぁって思います。更新楽しみにしてます(*^^*) (2014年9月8日 13時) (レス) id: 19933af13f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蜂 | 作成日時:2014年7月22日 1時

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