赤あいす 4 ページ30
「あの曲…」
「あの曲？どれ？」
「ナニしたらあんなんできんねん」
「ああ、アレ。
ナニて…しぶやんのことずーっと考えてたら、出た(笑)」
「……」
「しぶやんの顔とか」
体を起こし、すうっと目を細めたヤスの手がぺったりと頬を包み、親指が目の下をなぞる。
「このでっかい目ぇとか、オレを触る手とか、やらかいクチビルとか、このツヤッツヤの黒い髪とか、この細くて色っぽい首とか」
言いながら指が俺の顔の上を這っていき、そんでちゅうって耳の下にクチビル寄せてくる。
「オレん中で熱くなる、渋やんとか。
オレで蕩けてく、渋やんとか。
オレを呼ぶ、その声、とか…」
薄くクチビル開いてエロっちい舌をそっからチラリと覗かせて、俺の口に重なりにくる。
ギリで避けて、その鼻に噛み付いたった。
「…なんで？」
「そーいう日や」
悲しそうに眉尻下げて。
なっさけないツラしとるで。
ぽちゃん、て腕を湯ん中に落として、またため息つきながらきゅっと抱きついてくる。
こんなに風呂につかることもまあないわな。
指はヤスのナカに挿入ったまんま、俺もヤスも呼吸を繰り返すだけで、ときたま頭や背中を手のひらが滑るくらいで、ゆったり時間が過ぎてく。
そんでも、ヤスはソコが気になるのか、腰がムズムズと揺れる。
無意識やと思うけど、そうやって動くたんびに、小さなため息がポロポロと俺の肩の上に落ちる。
余計に触らず。
余計に動かず。
埋み火みたいなじくじくした快感をソコに与え続ける。
「のぼせるか？」
「オレはいつも半身浴とかするから。渋やんは？だいじょうぶ？」
「おん」
言うても、もうけっこうアツイ。
限界。
くいってヤスのアゴつかんで、がっつり視線を合わす。
「す」
「なに？」
「言うてみ？…す」
「す？」
「ば」
「ば…」
「る」
「…る」
「言うてみ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 717人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
丸ちゃんの全てが欲しい - 1984年9月11日生れて来てくれてありがとうお誕生日おめでとう (2016年9月12日 0時) (
レス) id: e19226b261 (このIDを非表示/違反報告)
まるる - 関ジャニそれぞれ個性があって好き(//∇//)ゞ (2016年8月17日 3時) (レス) id: c797ab981f (このIDを非表示/違反報告)
まるる - 侯の顔ヒナの目すば亮の色気隆の声章ちゃんの可愛さ忠のあはあは笑いヘタレ好き (2016年8月17日 3時) (レス) id: c797ab981f (このIDを非表示/違反報告)
花蜂(プロフ) - 萌奈実さん» ありがとうございます〜内容が内容だけに恥ずかしいですけど、本当に嬉しいです！！おかげさまで完結しました！また新しいの出たらよろしくお願いします<(_ _)> (2014年9月11日 1時) (レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
萌奈実(プロフ) - このお話大好きです!!ホンマにヤスくんぽくてええなぁって思います。更新楽しみにしてます(*^^*) (2014年9月8日 13時) (レス) id: 19933af13f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：花蜂
| 作成日時：2014年7月22日 1時
