紫あいす 3 ページ3
「……ん、ほんなら待ってる。おん、ほなねー。
…って、何してんの信ちゃん！！声出そうやったやんか！」
「元はといえばオマエやろが！電話出んなって言うたやろ？！」
「でもコーフンしてたやろ？電話渡したときぐんってデカなったで？」
なんやそのドヤ顔！ハラ立つわーーー！！
「うわっ！！」
無言のまま体を起こして、その勢いで反対に押し倒す。
「オマエが悪いんやぞ。ヘンなイタズラするからや」
ごくり、と喉を鳴らしたコイツは、やっぱほんまもんのヘンタイやと思うよ。
鼻がくっつきそうな距離で、ふわんと微笑む顔がめっちゃそそるって、気づいとんのかいな。
いや、計算か。
ガツガツ腰を打ち付けるオレの背中に、爪があたらんよう指立てて。
片脚担ぎ上げられて、抑える気配もない声あげて。
「信ちゃんっ……めっちゃ、イイッ……あ、や……やばっ…あっ！あっ！……しんッ……イくッ………！」
「しょう、た…！」
この瞬間しか呼ばない名前とともに、突き入れた奥の奥で、吐き出した。
ぎゅうっと抱きしめてくるちっさな体を抱きしめ返す。
このままずーっとくっついたったらええのに。
て、いっつも思うのは内緒。
呼吸が落ち着いて、名残惜しいその体を一回ぎゅっと抱きしめてから身を起こす。
「さぁてと、まずは風呂入って、ちょっと空気入れ替えなニオウな」
根元が黒なってきとる金髪の頭にポンと手をやる。
「……なにその目……？」
その小動物みたいな目ェでこっち見んとってくれるかな。
「一緒入る？」
は？！
「何言……」
言いかけてやめた。
もうアカンねんコイツは。
コイツに惚れた時点で、敵わんて決まっとんのやし。
「知るか！勝手にせえ！！」
嬉しそうにシッポ振りそうな勢いでニッコニコ笑う。
こわっ
怖いわぁこいつ。
「どうなっても知らんで？」
「お互いさまやと思うで〜」
風呂場に逃げる俺の背中にぺたっとくっついてきて、そんなことをぺろりと言ってのけるコイツを好きになってもーたんやし。
「……なあホンマ、お前なんで大倉呼んだん？」
「んー？
……3Ｐとかする？」
「やめといてくれるかなあマジで！！！」
誰かコイツを止めてくれ。
fin.......
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 717人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
丸ちゃんの全てが欲しい - 1984年9月11日生れて来てくれてありがとうお誕生日おめでとう (2016年9月12日 0時) (
レス) id: e19226b261 (このIDを非表示/違反報告)
まるる - 関ジャニそれぞれ個性があって好き(//∇//)ゞ (2016年8月17日 3時) (レス) id: c797ab981f (このIDを非表示/違反報告)
まるる - 侯の顔ヒナの目すば亮の色気隆の声章ちゃんの可愛さ忠のあはあは笑いヘタレ好き (2016年8月17日 3時) (レス) id: c797ab981f (このIDを非表示/違反報告)
花蜂(プロフ) - 萌奈実さん» ありがとうございます〜内容が内容だけに恥ずかしいですけど、本当に嬉しいです！！おかげさまで完結しました！また新しいの出たらよろしくお願いします<(_ _)> (2014年9月11日 1時) (レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
萌奈実(プロフ) - このお話大好きです!!ホンマにヤスくんぽくてええなぁって思います。更新楽しみにしてます(*^^*) (2014年9月8日 13時) (レス) id: 19933af13f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：花蜂
| 作成日時：2014年7月22日 1時
