Topaz 5 ページ5
３人が戻ってきたのは夕方前、雪が吹雪いてきてからだ。
乾燥室からやっぱり一番に上がってきた亮さんはすでに白いTシャツ姿で、「風呂どこ？」と声をかけてきた。
シュンくんたちはまだだけど、わかってるからいいか。
「バスタオルとフェイスタオルはそこです。使い終わったものは籠に入れておいてください」
「ここって温泉？」
「そうですよ。コリや筋肉疲労によく効きます」
フーン、て聞いてるのか聞いていないのかよくわからない返事。
「ごゆっくり」
ドアを閉める前に、引き締まった、というより痩せぎすの背中がちらりと見えた。
どんだけせっかちなんだろう。
「あ、着替え・・・」
中で浴室のドアが開く音が聞こえる。
・・・ま、いっか。知らなーい。
遅れてシュンくんとユタカさんも戻ってきて、ちゃんと着替えを持ってからお風呂に入っていった。
1階にお風呂、2階にダイニング、3階に客室というつくりだから、そうなるよね。
「ぅわあっ！」
腰にバスタオル巻いただけの亮さんが階段を駆け上がってきて、すれ違いざま踏み外しそうになった。
やば・・・
「あぶなっ」
逞しい腕に、抱きとめられた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 379人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
花蜂(プロフ) - まろりー。さん» ありがとう！そうそう、そういうことなのです。亮ちゃんなので、スッキリさっぱりとね！(^_−)−☆ (2017年4月12日 22時) (
レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
まろりー。(プロフ) - 完結、お疲れ様でした！秘密ってこのことなのね、と納得。とても黄色さんらしくて、切ないのにすっきりな読後感でした。7色達成、おめでとうございます！ (2017年4月12日 20時) (レス) id: bdf5b4a919 (このIDを非表示/違反報告)
花蜂(プロフ) - げぼりんさん» ありがとう！本当のところはトパーズだけが知っている、ということで(^ ^) (2017年4月12日 12時) (レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
花蜂(プロフ) - りんさん» ありがとうございました！短くても恋は恋、ですよね(*´艸`*) (2017年4月12日 12時) (レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
げぼりん(プロフ) - 完結おめでとうございます(≧∇≦)/ワンナイトにしては思わせぶりな『待ってる』さん、暫くは本気で連絡待ってたんだろうな、と勝手に妄想してます☆プレゼントしてくれたトパーズ、大事にさせていただきます(笑) (2017年4月12日 11時) (レス) id: 508f4c7142 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：花蜂
| 作成日時：2017年3月25日 21時
