Topaz 17 ページ17
飛びついてきたワンコをなだめるように背中をぽんぽんしてあげる。
「ハイハイ、じゃあもう一本いってらっしゃい。
調子乗ると怪我するからね、気をつけてね」
「おん！行ってくるな！見てて！」
バッとひきはなされて、片足スケーティングで一目散にリフトの方へ走っていく。
元気だなぁ。そうだ、何かに似てると思ったら、近所のモモちゃん(ダックスフント、オス、2歳)だわ。
言ったとおり、初心者の一番下のゲレンデを滑ってきて、途中で180度のスイッチを何回か決めて、ガッツポーズしながら降りてきた。
「見た？！」
「うん。すごいね、やっぱりセンスいいよ、亮さん」
大きな瞳に雪と青空が映り込んでがキラキラしてる。
手加減なしの笑顔はとても魅力的だ。昨日の無愛想はどこにいったんだろう。
「今日までなんだから、目一杯滑ってきてよ。
私はそろそろ仕事に戻らなきゃ」
途端にしゅんと眉が下がる。
「え？
そっか、そうやな・・・何時頃なら空くん？」
「今の時間が私の自由時間だけど」
「えーーー」
なんの『えー』なのよ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 379人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
花蜂(プロフ) - まろりー。さん» ありがとう！そうそう、そういうことなのです。亮ちゃんなので、スッキリさっぱりとね！(^_−)−☆ (2017年4月12日 22時) (
レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
まろりー。(プロフ) - 完結、お疲れ様でした！秘密ってこのことなのね、と納得。とても黄色さんらしくて、切ないのにすっきりな読後感でした。7色達成、おめでとうございます！ (2017年4月12日 20時) (レス) id: bdf5b4a919 (このIDを非表示/違反報告)
花蜂(プロフ) - げぼりんさん» ありがとう！本当のところはトパーズだけが知っている、ということで(^ ^) (2017年4月12日 12時) (レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
花蜂(プロフ) - りんさん» ありがとうございました！短くても恋は恋、ですよね(*´艸`*) (2017年4月12日 12時) (レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
げぼりん(プロフ) - 完結おめでとうございます(≧∇≦)/ワンナイトにしては思わせぶりな『待ってる』さん、暫くは本気で連絡待ってたんだろうな、と勝手に妄想してます☆プレゼントしてくれたトパーズ、大事にさせていただきます(笑) (2017年4月12日 11時) (レス) id: 508f4c7142 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：花蜂
| 作成日時：2017年3月25日 21時
