55歩 ページ9
しゃくりあげながらそっと胸を押したら、するんと解ける腕。
「とりあえず、今日はどっかよそに泊まるわ。
おっ、もう8時だ。早く化粧しねーと、そのぶっさいくな顔じゃインタビューにも答えてもらえねえよ？」
急に明るい声で、頭を優しく叩かれた。
こういうところがあるから、離れられずにいたんだ・・・
それ以上は何も言わずに、健太郎は荷物を詰めたバッグを持って出ていった。
仕事なんてぶっちぎって涙が枯れるまで泣きたいけど、フリーランスはそうもいかない。
一度なくした信用は取り戻せないんだから。
何度も何度も深呼吸をして、冷たい水で顔を洗って。
ちょっと濃いめにきっちりメイクして。
出かける支度をしながら、たったひとつのことだけ考え続けた。
そうしないと、ふとした瞬間に泣きだしてしまいそうだったから。
・・・先輩に、会いたい。
会って、声を聞きたい・・・
.
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花蜂(プロフ) - かさねさん» ありがとう！別室は・・・一応準備中ですが、カスカスなのであまり期待しないでください(^^;) (2016年10月21日 17時) (
レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
花蜂(プロフ) - なづきさん» ありがとうございます。横山さんもミスチル好きですよね〜喜んでいただけて嬉しいです！＼(^o^)／ (2016年10月21日 17時) (レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
花蜂(プロフ) - りこさん» 私も更新がお昼の日課でした（笑）また読み直していただけるなんて・・・作者冥利に尽きます！ありがとうございます！！(*´ω`*) (2016年10月21日 17時) (レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
花蜂(プロフ) - まろりー。さん» ありがとう！次回作はアタマからやり直しなので、待たずに待っててください（笑） (2016年10月21日 17時) (レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
花蜂(プロフ) - げぼりんさん» ありがとう！キュンキュンできた？（笑）別室は・・・本編ほどサクサク進まない(ｰ ｰ;) (2016年10月21日 17時) (レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蜂
| 作成日時：2016年9月12日 12時
