epilog ページ41
.
すっごい集中して仕事してたのに。
「あっ」
なぜか目の前で上がった声に反応してしまった。
「どうしたの？」
「や、なんもない・・・」
「あ！ちょっと、それ健太郎の実家からの年賀状でしょ！なんで隠すの！」
ダイニングの椅子からひっくり返りそうになるほど慌ててるその手からひったくる。
「・・・ふーーーん」
「こっわ」
そりゃ怖い顔にもなりますよ。
だって結婚式の写真の隣、ピンクと水色の帽子を被った赤ちゃんたちが、健太郎と元グラビアアイドルにひとりずつ抱っこされてる。
あたしのとこには年賀状も来ないはずだわ。
「知ってたんだ？」
「もうええやろ、仕事せな」
ため息混じりに言われて取り上げられた年賀状。
「年末に生まれたってことはさぁ・・・」
「もうええて、A？」
別にショックを受けてるわけじゃないよ？
なんか悔しいっていうか、別にあんなやつどうでもいいんだけどさ。うまく言えないけど。
フワリとキミの香りに包まれる。
「オマエ、こんなんで泣かんやろ」
「そう思うんだったら抱きしめないでよ」
「別に、理由なんてないし」
ギューッて思いっきり締めてやっても、カッチカチの腹筋を誇るキミはびくともしない。
「あーっ、仕事、まだかかるん？」
「あとでいい」
だって、久しぶりだもんね。
「お姫様抱っこして」
「ええー」
ユラユラ、キミの腕の中で揺れながらキスするの。
「たまには好きって言いなよ」
「あほか」
「あたしはキミが好きだよ」
「知っとる」
『オレも』って動いた唇が、そっと重なった。
『キミが好き』
fin.......
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花蜂(プロフ) - かさねさん» ありがとう！別室は・・・一応準備中ですが、カスカスなのであまり期待しないでください(^^;) (2016年10月21日 17時) (
レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
花蜂(プロフ) - なづきさん» ありがとうございます。横山さんもミスチル好きですよね〜喜んでいただけて嬉しいです！＼(^o^)／ (2016年10月21日 17時) (レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
花蜂(プロフ) - りこさん» 私も更新がお昼の日課でした（笑）また読み直していただけるなんて・・・作者冥利に尽きます！ありがとうございます！！(*´ω`*) (2016年10月21日 17時) (レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
花蜂(プロフ) - まろりー。さん» ありがとう！次回作はアタマからやり直しなので、待たずに待っててください（笑） (2016年10月21日 17時) (レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
花蜂(プロフ) - げぼりんさん» ありがとう！キュンキュンできた？（笑）別室は・・・本編ほどサクサク進まない(ｰ ｰ;) (2016年10月21日 17時) (レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蜂
| 作成日時：2016年9月12日 12時
