71歩 ページ25
離れた体温が急に寂しくて、靴を履いた先輩の手を握ってしまった。
「ん、またな」
「はい」
また頭を撫でられて、先輩はやっぱり後ろを振り返らずに帰っていった。
ガチャンとドアが閉まると同時に、かくんと膝から力が抜ける。
なに・・・？
なんだったの？
視線を上げた先には、見慣れたキーホルダーが垂れ下がってる。
健太郎が置いていった・・・
「なんなんだよ2人して・・・どういうことなんだよう・・・」
蒸し暑い夜は、混乱とともに深まっていく。
.
健太郎とは、そのあと一度だけ連絡をとった。
荷物を引き取りに来るって。
一応何かあったら、と思ってユッコに立ち会ってもらう。
散々彼女に口説かれ擦り寄られ、でも健太郎は優しくそれをいなしながら、軽トラにダンボールを積んで出て行った。
「案外あっけなかったな」
「血みどろの修羅場にならなくてよかったじゃない。それよりA、あんた1人の稼ぎで生きていけるの？」
「うっ！痛いところつくわねー。まあ新しい仕事も始まるし、なんとかなるんじゃない」
「新しい恋もねっ」
「それは・・・よくわからない」
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花蜂(プロフ) - かさねさん» ありがとう！別室は・・・一応準備中ですが、カスカスなのであまり期待しないでください(^^;) (2016年10月21日 17時) (
レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
花蜂(プロフ) - なづきさん» ありがとうございます。横山さんもミスチル好きですよね〜喜んでいただけて嬉しいです！＼(^o^)／ (2016年10月21日 17時) (レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
花蜂(プロフ) - りこさん» 私も更新がお昼の日課でした（笑）また読み直していただけるなんて・・・作者冥利に尽きます！ありがとうございます！！(*´ω`*) (2016年10月21日 17時) (レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
花蜂(プロフ) - まろりー。さん» ありがとう！次回作はアタマからやり直しなので、待たずに待っててください（笑） (2016年10月21日 17時) (レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
花蜂(プロフ) - げぼりんさん» ありがとう！キュンキュンできた？（笑）別室は・・・本編ほどサクサク進まない(ｰ ｰ;) (2016年10月21日 17時) (レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蜂
| 作成日時：2016年9月12日 12時
