検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:77,947 hit

hometown 106 ページ16

固まったまんま、動かへん。

よっこらしょ、て立ち上がって、ちっさな背中をすっぽりと抱きしめた。

「Aちゃん、こっちおいでって」

ぎゅう、と自分のでかい体を押し付ける。

「わかる?めっちゃドキドキしてる、オレ」

こくり、と小さくうなずいたから、抱きしめたまんま、座ってたとこまで引っ張ってきた。

オレの隣にぺたりとすわりこんでも、まだ顔を上げへん。

あごに指をかけて少し力を入れると、逆らわずに簡単に持ち上がった。

切れ長の瞳は少し潤んでる。

何も言わずにオレを見つめてる。

何かを言おうと思ったけど、何も言う必要なんてなかった。

どちらからともなく、引き合うように重なった唇。

柔らかく、自分の意思を持って寄せられるそれに、何度も、何度も重なりにいく。

上唇を舐めれば、下唇を甘噛みされて。

そうやって、やっと触れられたお互いに、夢中になってキスを交わした。

hometown 107→←hometown 105



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (229 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
341人がお気に入り
設定タグ:関ジャニ∞ , 大倉忠義 , 妄想
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

花蜂(プロフ) - ぶるーさん» これ書いたのほぼ2年も前なんですね〜(^_^;)こちらでもどうもありがとうございます! (2017年12月14日 23時) (レス) id: f10a3ced08 (このIDを非表示/違反報告)
ぶるー(プロフ) - 1年前に読んで、あ読んだことあるかもって久々に読んでみてやっぱいいなって思いました。素敵でした。 (2017年12月14日 21時) (レス) id: 3b7149e081 (このIDを非表示/違反報告)
花蜂(プロフ) - きゃんさん» ありがとうございます!ヽ(´▽`)/モチベーション上がります〜(*´艸`*) (2017年2月3日 17時) (レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)
きゃん - はじめまして!一気読みしました…!今まで読んだことのある中で一番好きかもしれないです…。これからも楽しく読ませてもらいます!!! (2017年2月3日 16時) (レス) id: a289eceab9 (このIDを非表示/違反報告)
花蜂(プロフ) - ぶるーさん» こちらこそ、どうもありがとうございました!\(^o^)/ (2016年8月22日 5時) (レス) id: f99a1d7ef9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:花蜂 | 作成日時:2016年1月7日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。