ともくんの

rd× 大好きやから6 ページ24

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「ほんでー？俺らには嘘ついてたと？」

「まじで！？」

「…はまちゃん、ごめんね、？」

「んんん、神ちゃんが言うからしゃあないなあ、」

「ほんで？どーなん？」

「え？」

「いまはらぶらぶです」

飲みの席で俺らはいつも通り隣に座らせられるも、
いつもとはちゃうから、どきどきしてまう。

「…神山、もう飲むな」

「でも、」

「あかん。お前酔ったら寝るやろ？」

「…はぃ、」

口を尖らせて両手に持ったグラスをテーブルに置いた。
少し拗ねた顔も可愛い。
でも酔ったら甘えてくるこいつも可愛いから
誰にも見せたくないし、ちょっと酔ったくらいで抱きたい。

「あほやなー！！シゲ！！！
　素直に俺の前だけにしてって言えばええやんか!！！」

「ほんまや！！神ちゃん傷ついてるで！？」

「へっ…/」

「ちゃ、ちゃうわ！！！
　寝たら引き摺って帰らなあかんやろ！？」

「ふ〜ん、連れて帰るんやぁ〜」

「なっ、！！なんやねん！！！」

そら、って墓穴か！！
くそう、ニタニタしやがって!
隣の神山を見たら酔ってるんか水分を含んだ目をして
少し背の高い俺を見上げている。

「ぃっしょに、帰ってくれ、るんですか、?/」

「は？、…まあ、おん。」

「じゃあ、のんでもいいですか？」

「あかん。」

「…なんで」

「あかんもんはあかん。」

「…」

ただの痴話喧嘩。
でも俺の気持ちも少しはわかってほしい。
目の前にはお前のことが好きやった流星もおんのに。
そんな可愛い顔して、流星が来たら、流星がええやろ？

「あ！おい！！！」

淳太の酒をぶんどって一気に飲み干しよった。
こいつ、わざわざ高い度数の酒なんか煽りやがって、

「もんちのことわかってへんシゲやなあ！」

「シゲに連れて帰って欲しいんやんか！」

「…、俺はお前らに見せたくないだけ。」

「だぃー、きさん？」

「…帰るぞ」

「…ん、かえる」

「2人分な」

財布から代金を抜いてテーブルにそっと置く。
迷惑かけて悪かったなって、意味でおまけの一枚も。
後ろから口笛や冷やかしが聞こえるのを無視して
神山の手を引いて店を飛び出した。
店を出ると少し冷えた気温が酔った熱を少し落ち着かせる。
神山の顔はまだ赤いままやけど、きっとびっくりしたんやろう。
ふらふらとおぼつかない足取りで俺の手を握っている。

「ごめんなさい」

「大体、外で呑むなって言うてるやろ」

「だって、」

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