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「神ちゃ」
『大丈夫やから、よお頑張ったね』
「っ…」
『ええん、わかってたことやもん、
シゲなっ、ええ顔して笑うの、幸せそうやの、
かっこええやろっ…、俺大好きやねんっ…、』
『なあ、今からでも遅くないって、もっかいより戻し?』
『んーん…、俺ね、もう忘れへんように、
絶対揺らがんようにね、シゲに嫌われたん』
『え?』
『ひっどいこと言うて、シゲ困らせて、傷つけて、
…全部シゲのせいにしたん、
それでもシゲは俺のこと気にしてくれて、
っく、…こっちで、寝っ、てっ…』
『そっか、まだシゲが好きやねんな』
『好きやっ…、離れたくなんかなかったっ、
苦しくて、辛くて、ほんまに嫌やったのっ、
でもな、今の方が、シゲは幸せやから、ええのっ、』
『そんなことないって、シゲだってほんまは』
『…、濱ちゃんもわかってるやろ、
男同士より、結婚して、子供作る方がええの、
雑誌も世間もファンも言うてるやん、っ…な?
シゲの幸せ、願うって決めたの、メンバーとして、おるの…』
『神ちゃん…』
『でもなぁっ…、思い出しちゃうねんっ、
…俺の名前、呼んでくれてたっ、隣でっ…ぅっ、』
『ええよ泣いて、な?』
『ぅっ、うっ…』
「…」
「おはよ、シゲ」
「おっ、おはよ、」
「どしたん?入らんの?」
「あぁ、トイレ行ってからにしよって思って、
流星先入ってええで?」
「ん、」
「おはよー、」
「おはよ、」
「神ちゃん、どしたん?」
「んー、鼻が詰まったなあ、しんどいのに濱ちゃんが笑かすの」
「ごめんって!でもそのおかげで笑えるやろ?」
「ちゃう!耳ぽーってなった!!!」
「あ、なあ、神ちゃん」
「んー?どした?」
「今日、飯行かん?」
「えっ!?シゲが?!淳太くん奇跡ちゃう?笑」
「ほんまやなあ、シゲも大人になったんやな」
「ええ、けど、、みんなも行く?」
「はいはいはーい!!!俺も行く!流星も行こ!」
「ん、」
「じゃあのんちゃんと流星の4人?」
「あ、うん、店」
「予約しとくね、どこでもいい?」
「…うん、」
「やったー!!」
「シゲ?」
「え、あ、なに?」
「嫌、やった?」
「んーん、神ちゃんと飯行きたくて」
「…そっか、誘ってごめん、
その代わり、店取るから許して、」
「んーん、じゃあさ、2人で帰りに」
「俺、友達の家行かなあかんから、ごめんな、」
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作者名:suta. | 作成日時:2023年6月30日 22時