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こないだお肉食べたし、その前はお好み焼き…。
お寿司の方があっくん喜ぶかな？
「こないだお肉食べたよな？お寿司はどう？」
「お！寿司ええなあ！食いに行こか」
「うん！」
腹減ったあ、なんてお腹さすりながら携帯を手に取ると、
困ったように眉毛を下げた。
ちょっと背伸びして覗き込んだら 崇裕 の文字。
「モンチ忘れもんしたんちゃう？」
「へ？あれ、そうかな？戻ってみる！」
「ええよ、出るわ、」
さっきまで濱ちゃんもおったし、きっと忘れ物。
「モンチ！ストップ！」
「ん？」
「なんかたかひろがモンチの家行けって言うんやけど知らん？」
「俺んち？なんで？なんもないで？」
「なんでやろ、」
「俺んちやなくてええやん、ご飯はよ行こ、」
「せやな、」
「おうちデートどやった？」
「へ？おうちデート？…ぁあ！そゆことか！してへんよ？」
「なんで！？濱ちゃん言うてたやろ！？」
「なんでって…あの日はお寿司食べ行く予定やったし…、」
のんちゃんがまた俺を抱きしめにきた。
おうちデートなんて、そんなん緊張するやん！笑
「あ、照史今日早く終わるんやろ？誘ったら？」
「今日早いん？それなら休みたいやろうし、ええわ、」
カバンをガサガサ漁ってお気に入りのグミを取り出す。
パカって開けたら残り少なくなってた。
みんなにどうぞ、って渡そうとしたらまたびっくりした顔してる。
「どっ、どしたん？グミ，いらんかった？」
「いや、早いの知らんかったん？」
「へ？知らん…けど、？
ってかあっくんの予定俺知らへんよ？」
「待ってな，神ちゃん。
ほんならデートはいつしてるわけ？」
シゲが珍しく俺に肩を組んできた。
腕が逞しいシゲはずっしりしててしんどい…。
「してへんけど、？
あぁ、こないだお寿司食べた！」
「いやいや！それはデートちゃうやん、」
「違うん？」
「「「ちゃう！！！！」」」
「んもお…、なに？あ、羨ましいん？」
へへ、あっくん人気やなあ。
ってか、そんなにみんな俺らのデート見たいんかな？
「神ちゃん、今日俺の家泊まりにこん？」
「え！いいの？流星の家久しぶりやあ！」
「…彼氏に許可取った？」
濱ちゃんの質問も謎やけど、ええの、って返して
のんちゃんにまたぎゅうぎゅう抱きしめられた。
「取らなあかんかなあ、まっ、大丈夫、大丈夫！」
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作者名：suta. | 作成日時：2023年6月30日 22時
