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「「「ええ〜!!!!???」」」

「じゃ、じゃあ!初めての誕生日やのに
 一緒に過ごされへんかったってこと!?」

キョロキョロしてからまた俺の肩掴んで揺さぶってくる。
のんちゃんこう見えて力強いんやってぇ…。

「いいの、いいの、仕事やし。」

「でもさ、次の日ってだけやろ?会えたやん!!」

たまたま俺の誕生日と仕事が連日であったから
あっくんは次の日のために備えなあかんし。
俺の誕生日、そこまで大事やなくない??

「でもさ、おめでとうだけやろ?メールこんなけ??」

「そやけど、言うてくれたやん、俺は嬉しいけど、?」

画面をみて淳太も嫌やわあ、なんで顔を顰めた。
別にいいのに…。あっくん忙しいんよ?

「こないだ流星収録あったけど、終わってからきてくれたで?
 別に誕生日とかでもないけどさあ、」

のんちゃんが不服そうな顔でまた俺のことを抱きしめた。
むぐう、潰れちゃう…。

「もうっ、みんな大袈裟っ!
 たかが誕生日やろ?照史と過ごされへんくてもええの、」

「強がってない?」

「え?」

「嫌じゃないの?」

「嫌ちゃうよ、だって照史、忙しいから。」

淳太が目を丸くして俺を見つめる。
嫌?強がり?なんで?

「だから会いたいとか言わへんの?」

「んー、だからやないけど、会いたいって思わんから」

「なんでなん?好きやないん?」

会いたいよ、会いたいに決まってる。
だってあっくんのこと大好きやねんもん。
でもね、あっくんは忙しいから。
仕事で疲れてるのに、俺に構う暇なんてないねんで?
俺の彼氏凄いやろ?ほんまにかっこいいねん。

「んふふ、俺からやの、告白。
 やから照史は俺が好きやないの。でもOKしてくれたん。
 それだけで奇跡やない!?俺めっっっちゃ嬉しいの、
 だから、照史には何も望んでへんの、
 会いたいのは俺だけやから、
 照史には自分の時間大事にしてもらうの、それが幸せやの、」

へへ、って笑うとみんな眉を下げたけど俺はこれでええの。

「モンチ〜、」

ちょうど楽屋のドアが開いてあっくんが顔を出した。
今日は一緒にご飯食べに行くねん。
あっくん明日お休みやねんて!

「はーい!じゃあねっ、みんな、お疲れ様!」

急いでカバンを掴んであっくんを追いかけた。
大きい背中男らしいなあ。
おっと別に変な妄想してないからな!!
あっくんは俺とはせえへんねんから、

「モンチ、今日何食いたい?」

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作者名:suta. | 作成日時:2023年6月30日 22時

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