rd× ページ35
「神ちゃん可愛い〜！
俺が可愛がったあげる！」
さっきまで俺のとこにおったのに、
でかい男2人に取られていった。
え、下から見てもイケメンやねんけど。
このアホとビッグベイビー。
「やだあっ、しげがいい〜っ！！」
「ええっ、俺ぇっ！？」
ジタバタ足をばたつかせてる神ちゃんが可愛くて
思わず見惚れてしまったけど、あかんあかん！！俺が行く！
「え、あ、おいで？」
「んう…。いけへん…」
え、何？！！いけへんって、そんな破廉恥な！！
それに気づいたんかバドの2人がニヤニヤしてる。
もっと言わせたい。
でももう助けたい。
あーでも、うん。
「いけへんの？」
「うん、いかれへんの…っ、」
そんなほっぺぷくぷくさせて。
あーあ、流星の顔ちょっと変わったで。
「来たい？こっち、」
「んっ、いきたいのっ、いくっ、」
小瀧も神ちゃん乗せてるけど
ズボンの中大丈夫やろな。ちょっと腰浮かしたん見てるぞ。
ってかその手離せよ。神ちゃん降りられへんくてバタバタして。
「そうなん…っ、いきたいん？」
「んっ、シゲっ、いきたいっ…」
「可愛い。」
届きそうなとこに手を伸ばしてやると
嬉しそうに笑うけど、届かへんことに気づいて眉を下げた。
真っ赤にしてるイケメン2人とおじさん2人。
意外にも濱ちゃんって顔に出さへんのよ。
赤くもならへんしな。目はすわってるけど。
「大毅っ、そっちいくっ、いくのっ、
もっとがいいっ、はなした嫌っ、」
「あー、」
「うー、」
他が唸り出して腰を引いた。
どや、俺の恋人。ちなみにあげへんからな。
なんて笑って自分の元に引き寄せた。
ぐすっ、さみしかった、とか小さい声でぶつぶつ言うて、
顔覗き込んでごめんな？って言うたら、
にたあ、って笑いながら、ええよやなんて。
「神ちゃんこっちこれて嬉しい？」
「ん！これて嬉しい、 なあ、シゲぇ、」
「ん？」
「みんな何してんの？」
「ん？」
視線の先にはでかい男ら５人の姿。
見るも無惨におったてて、アホやなあ。
そら神ちゃん見たら、堪らんやろうけど。
「神ちゃん。みんなにさ、…」
「ぇっ、そんなんできるかなぁ…」
「できるできる！！」
「ん、」
小さくちゅっとキスをすると
嬉しそうにみんなのところにはいはいをしていって、
ぺたんと、床に座った。
恥ずかしいのか俺の方をキョロキョロ見て確認してる。
「にゃぁ、？」
「ぐふ、」
「ぶっ、」
あーあ、出ていっちゃった。
俺の小悪魔可愛いなあ…。
fin
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 147人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：suta. | 作成日時：2023年6月30日 22時
