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「「「お疲れ様でしたー!」」」
収録終わりにプロデューサーに捕まって、
楽屋に戻るのを出遅れた。
待ってて、なんておこがましいけど、
神ちゃんなら居てくれるって信じてる。
「神ちゃん!!」
「わっ、流星、どしたん?」
「はぁっ…はぁ、」
「ふふ、そんな急がんでも。濱ちゃんまだやし大丈夫やで?」
「え?」
「みんなでご飯行くんやろ?流星誕生日やし、」
確かに濱ちゃん以外はみんな揃ってる。
でも、神ちゃんが着てる服、朝と…
「な、その服、」
「あ!気いついた?さすが流星や!
スタイリストさんから譲ってもらったん〜!
おしゃれなロゴTやろ?下のパンツもさっき」
「お揃いはっ…?」
「あぁ、朝の?んー、もういいかなって?
ってかみんなでご飯行くのに、同じのもなって、」
へへへ、って笑った神ちゃんはアクセなんてついてない。
なんなら靴下だって違う。いつもマネに預けてるサンダルになってる。
みんなからの視線が痛い。
だってそうやん。俺のせいやねんもん。
2人で過ごせるはずやったのに、俺が台無しにしたんや。
「神ちゃんっ」
「ん?」
「ごめんっ…、あんな酷いこと言うてごめんっ!
俺酔っててすっかり忘れてて…、」
「ええよ、大丈夫…、」
「大丈夫じゃない!…俺がわがままや、
好きな人にこんなに愛されてんのに、うざがって、
誕生日って忘れてたし…」
「「「え!?誕生日忘れてたん!?」」」
「へ?おん、俺、今日やってんな」
「はぁ…」
「阿保!」
「天然!」
「くそ最低男!」
「ふふ、流星らし」
肩をすくめて笑ってくれた神ちゃんを片手で引き寄せて抱きしめた。
ええ匂いするから思わず首筋に顔埋めて、しっかりかいどいた。
「も、あかんよ、」
「いや、今日は振り回されるし、振り回すの。
朝まで絶対離さへんもん。」
「離したくせに」
「ごめんてえー!!」
「ふふ、じゃあかえる?」
「ん。でもその前に」
「えっ、ちょ、っ、/ ばか!なにすんの!」
そのまま後ろ押し倒して服を剥ぎ取った。
シャツも、短パンもぜーんぶ。
お揃い下着見て思わずにやつく頬を必死に抑えて
神ちゃんの大好きなふっかいちゅーをお見舞いしてやる。
「んっ、/ りゅ、せ、っ、/」
「あかんやろ、これ着るんやで?」
「んっ、」
鼻がスレスレのとこで囁いてやる。
頷いたのを見てまたキスを落として体を起こすと
周りには顔を真っ赤にした男ばっかし。
「みんなよ」
「「いや見せたやろ!!!」」
fin
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作者名:suta. | 作成日時:2023年6月30日 22時