rd× ※ ページ30
「ごめん、出して？」
俺の口元に手を持ってきて吐き出させようとするけど
口の中のものはびっくりして飲み込んでしまったし、
吐き出そうとしても、喉の奥に引っかかってるくらい。
「…ごめん、」
大毅が罰悪そうに謝るから、嫌やったんかなって。
ごめんね。そう伝えて大毅の足の間に座り直した。
「服、風邪ひく、」
流れてくる涙を無視して大毅に服を渡した。
また辛そうな顔をするから、申し訳ない気持ちでいっぱいで。
「続き…したかった、」
「…俺も、抱いて欲しかった」
「もう、終わった方がいい？」
「…嫌」
そう言うとすぐに後ろに押し倒されて、
気づけばシーツに沈んでた。
まだ止まらへん涙のせいですぐに冷たくなる。
ハッとして、シゲを見れば、唇を噛んで何か耐えてるみたい。
そんなに俺のこと嫌なら、…
「シゲ…？いいよ、明日も早いのに、無理せんでも、」
「大毅」
「え？」
「大毅って呼んで。
我慢してんのはめちゃくちゃにしそうやから」
「…ばか。あほ！大毅なんかどっかいけ！
大毅にめちゃくちゃにされたいのっ…！！！」
「あぁっ、ぃ、んんっ、/ まっ、ぁあっ、んっ、/」
「締めすぎやって、力抜いて、イきそ、」
「むりっ、とまってっ、/ んぁっ、/ 」
「無理やって、とも可愛いっ、やばいっ、」
「ぃくいくっ、ぃくっ、/ ぁああっ、/ ぁっ…、/」
「足りひんっ…とも、もう一回、」
「だめやって、大毅っ、だめっぁあっ、/」
俺の腰を掴んで、がつがつ打ち付けられる。
もう何回出されたかわからへん。
してるうちにゴムなんかなくなって、
初めは外に出すって言うたくせに、気づけば中に出してて、
最後って言うたくせに、最後なんかこんくて、
でも、幸せで。
「大毅っ」
「ん？」
「きもちっ…ぃ、/」
「へっ…/ あ、おん、俺も、」
「ねっ、なんかおっきくなった…」
「だって可愛いんやもん！」
「…へへ、しゅきぃ」
「明日、休む」
「え？ぁっ、/ んっ、/ だめっ、/ ぁあっ/」
「だって、離れたくないしっ、」
2人でベッドに沈んだのは結局朝方。
シゲも疲れちゃって、俺の上に被さったまま寝てたみたい。
俺も半分意識飛ばしたように寝ちゃったし…。
「シゲ、起きて、もう起きないと」
「ん…」
「おはよ、準備するやろ？」
「しいひん、休むし」
「休むちゃうやろ、ほら起きて」
「ともが一緒に住んでくれたら起きる」
「へ…？」
「一緒に、住んでくれる？」
fin.
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作者名：suta. | 作成日時：2023年6月30日 22時
