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『神ちゃん!コンビニ寄ろう!デザート買うやろ?』
『なあなあ、これ買おうやあ〜!
えへ、神ちゃんの唐揚げがいい!』
『今度はここに行こう!いつ空いてる?俺はなあ〜』
『今日仕事早く終わった!!会いに行ってもいい?』
『うへへ、おかえりってええなあ、』
『神ちゃんええ匂いする。ずーっと嗅いでたい』
『こっち向いてや!ええ写真撮れた!!』
『風呂、一緒に入らん?』
『会いたいなあ。仕事休みたい!!』
『神ちゃーん!構って!!!』
どれもこれもシゲの愛情ばっかり。
こんなにもシゲは俺のこと愛してくれてたのに。
なんで俺はなにも返されへんかったんやろう。
シゲに会いたいって言えば良かっただけやのに。
俺もって言えば良かったのに。
それやのに、俺は流星の名前を呼んだんや。
最低や。…あんなに会いたかった人の名前やのに。
…もう一回、好きになってくれへんかなあ、
「シゲ、会いたいなあ…、
俺っシゲのことほんまにっ…大好きやって…、
もうっ…遅いっ…けど、…ごめんなさいっ…」
『夏といえば!なんですか?』
「んー、俺は祭り!!かき氷とか色んなもん食うねん!」
「俺は…、海、かなあ。」
「え!?泳がれへんやん!!」
「…うん。でも、流された時にシゲが助けに来てくれたから」
『どこか行きたいところはありますか?』
「シゲんち!!行ったことないし!笑」
「俺は…、ずっと行きたかった居酒屋かな、
同じ人と、同じメニュー頼んで、とか?楽しそうやん?」
『行くなら、過去?未来?』
「んー、俺は未来かなあ、
どんなんなってるか俺だけみんの。
んで、色んなん真似して大金持ちなるわ!あ、今もか!」
「俺は過去。やり直したいこと、いっぱいあるから、」
「神ちゃん」
「ん?」
「今日のインタビュー、シゲやろ?」
「…うん」
「なんで急にそんなことしたん?」
「…俺、まだ好きやから…諦めたくないねん、
でもな、シゲに好きって伝わればいいねん」
「…神ちゃん」
「シゲに好きって、言うねん、」
「シゲっ、今日このあとないよなっ
よかったら、ご飯行かへん…?」
「あー、今日、んー、」
「流星ものんちゃんも、一緒っ、どう?」
「あー、まあ、それなら、うん、」
2人やったら行きたくないんや。
いや、頑張るって決めたし!
「シゲっ、いっしょに、すわろっ、」
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作者名:suta. | 作成日時:2023年6月30日 22時