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rd× バター3 ページ21

「いやいやいやいやいや!!!
 そんなわけないって!シゲ、ちょっと辞めてよ!」

「えっ…」

「ん?なんや。ドッキリ?お前〜!」

みんなに膝でつんつんされたり
頭叩かれたりしたけどほんまやで??
俺の可愛い恋人よ?

「神ちゃんと俺、付き合ってます」

なんて手を上げて肩すくめちゃうけど、これほんま。
神ちゃんはさぞかし可愛い反応…

「ちょちょちょ、シゲ!俺、恋人おるよ?」

「…は?俺やろ?」

「ちゃうよ、ほら、あれ…、俺、恋人、…誰やっけ、」

「だから、俺やって!」

なんやなんや?淳太も察したのか不思議そうな顔をしている。
間違いない。俺は神ちゃんと付き合ってた。
たしかに。だって写真だって、

「いやいや、俺ら付き合ってるやん!」

「ちょっと、シゲ、だから俺はっ…、」

「シゲ、ちょっと来い。濱ちゃんも。望と流星はモンチみてて」

そういうとすぐにリビングに戻ってしまう。
淳太も不思議そうな顔をしながらうん、と頷いた。
濱ちゃんに腕を引かれて隣の部屋にきたものの、
俺は状況が掴めなくて、酔った頭をフル回転させる。

「俺…、」

「おん。もんちが付き合うてたのはお前や」

「えっ、しげちゃん付き合うてたん?」

頷くことしかできない俺はテーブルの椅子に腰掛けて俯いた。

「もんち、今日ずっと言葉が変で、会話が成り立ってなかった」

「えっ…」

楽屋の時は普通やった。
いつも通りの会話やったし、笑顔もいつも通りやった。

「最近お前に言われたこと、気にしてたみたい。」

俺もさっき聞いたけど、ぼそっと吐き出して照史が向かいに座った。濱ちゃんは俺の背中をずっと撫でてくれる。

「なんや淳太くんがええらしいやんけ。
 だから神ちゃん食事抜いたりしてたらしいわ、」

「えっ…でも俺、一緒に飯食って」

「その後。消化する前に吐いてたんやと。」

そんな…なんでわざわざそんなこと。

「淳太くんにになればシゲが好きになってくれるから」

照史が俺を見透かしたように続ける。
淳太になるって何?俺は神ちゃんが好きやのに。


「「淳太がええやん。」」

「「淳太がさあ」」

「「え、神ちゃんより淳太の方が」」

「「恥ずかしいって。あ、淳太!一緒に行こや!!」」


思い返す数々の発言。
全部神ちゃんを傷つけてたんや。
そんなことも俺、わからんと…

「もんちに何が起こってるかはわからん。
 でもお前のとのこと覚えてないのだけはたしかや」

「…」

でもなんで?あんなに俺のこと好きって…

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non(プロフ) - いつも素敵な作品をありがとうございます!!suta.様のかみしげが大好きです😭これからも更新楽しみにしてます😭 (2023年1月4日 1時) (レス) @page43 id: 75b3cd701b (このIDを非表示/違反報告)
suta.(プロフ) - kikaさん» 嬉しいです〜!😭💗💗💗幸せに向かうと手が止まってしまうんですが…笑ともくん幸せになりますように!!笑 (2022年12月9日 7時) (レス) id: d955a4a289 (このIDを非表示/違反報告)
kika(プロフ) - ともくん……幸せになってくださいーーー😭続き楽しみにしています‼︎ (2022年12月8日 6時) (レス) @page25 id: 8a2ca7f8a9 (このIDを非表示/違反報告)
suta.(プロフ) - 名無しさん» ご丁寧にありがとうございます😰😰 (2022年11月9日 18時) (レス) id: d955a4a289 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - コメント失礼致します。オ/リ/フ/ラがついたままになっておりますよ…。 (2022年11月9日 15時) (レス) id: 3c150abdca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:suta. | 作成日時:2022年11月9日 6時

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