rd× 言ってよ、全部 ページ13
「ちょ、照史。どいて」
「ん」
「し、シゲ？」
そう言われれば昼もこんな体制やったっけ。
シゲの膝に乗せられて、ほんで…じゃないじゃない
「痛いのに気づかへんくてごめん。
それに、俺のこと好いてくれてたん、めっちゃ嬉しい」
「あ…、うん、あの、」
「でも、これからは大切にさせてください。」
「…ぅん、」
「神ちゃん、好きやで」
「ぁっ…/ ぅん、」
「神ちゃんは？」
真っ直ぐ見られるとどうしてもはずかしい。
ってかそんな目で見ないでよ。
逸らされへんやん。
「…すき、です、/」
俺の精一杯、伝わったかな。
ドキドキしてる心臓に手を当てたらすぐにシゲに抱き寄せられて
きゅーってなって、そんで、どくどくして、えっと、
「おい！俺の神ちゃんやからな！
手出すなよ！おい、淳太！流星！どっかいけ！
小瀧も、次触ったらどついたんねん。
濱ちゃんも馴れ馴れしく家呼ぶなよ？！
お前がいっちゃん危ないな！照史！
神ちゃんのこと手出してみろ？！直ぐ出荷したる！」
…え？
さっきまでのあまーい雰囲気は？ってか、何今の！！
「しません。ってかお前が俺に八つ当たりしてただけやろ。
俺一回も神ちゃんに触ってへんのにさ。」
「俺も。神ちゃんが顔好きって言うてくれただけやし。」
「俺は〜神ちゃん好きやし、無理！」
のんちゃんが勢いよく手をばってんにした。
ケラケラ笑いながら俺らを見てる。
シゲの照れ隠しか。それがわかったのは、
耳が真っ赤になってたのがわかったから。
「…シゲ、俺メンバーとも仲良くしたい」
「んん、俺ともっと仲良くなってから！
…可愛いから直ぐみんな好きになっちゃうわ。
あああ、その足出しちゃダメ。照史が食いにくる。」
シッシと、照史を手で払うとあの優しい大好きな手が
俺の足を何度も撫でた。
「…シゲ、足触んないで」
「あかんあかん。こんなすべすべの足してたらな、
照史に食われてまうからな？小瀧からも離れてな？」
過保護か、何でみんなからの野次も飛んで、
少し和やかな雰囲気が戻ってきた。
そう思ったら嬉しくて、もっとそばにいたくなった。
「シゲ、」
「ん？」
「今日のえっちは、優しくしてね」
こてん、と頭を傾けると顔まで真っ赤にしたシゲが
堪え切れずにニヤニヤしている。
分かっててあざとくしたのに、シゲには効果絶大。
「も、もちろんです！！朝まで頑張ります！！！」
「「「アホか！！！！！！」」」
fin
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作者名：suta. | 作成日時：2022年9月18日 10時
