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黄
なんでしょーちゃんとおんの。
なんで朝も二人できてんの。
あれ絶対タートルっておかしいやん。
耳の後ろのやつキ スマークやろ?
なあ、泊まってたってなに。
おーくらがつけたん?
俺のこと好きなんじゃないん?
なあ。なんで…っ。
「大丈夫やった?昨日、ほらあれから!」
挨拶してない。
変やったかも。あかん気になってしゃあない。
「…おーくらが俺に付き合ってくれただけ。
色々話したかったから。」
色々って何?
しょーちゃんはす ばるくんが好きなんやろ?
「昨日返事…ほらこんかったから、心配やって…」
いつもなら返してくれたのに。
最近、前より冷たくなった。
…もう飽きられちゃったんかも。
「あー朝みた。」
「泊まり…?なん?おーくら、」
「おん。」
おーくらの目を見てもいつもの優しい目じゃない。
普通のおーくら。みんなに向ける、
俺だけの優しい目じゃない。
しょーちゃんを引き寄せて抱きしめる。
…俺もして欲しいな。
でも俺のこと好きじゃないん?
だって、俺、両思いやったのに。
付き合われへんから?
だから、だからしょーちゃんに…?
「なんか悪いん?」
しょーちゃんが気いつかって二人にしてくれた。
追いかけるようにす ばるくんが向かう。
こんなことで…喧嘩したくないのに。
「…しょーちゃんがよくなった?」
「え?」
「しょーちゃんのこと、好きになったん?」
「…いや、別に。」
「俺、おーくらが、」
「「おはよーおはよー、」」
上二人が来てしまった。
変なこと突っ込まれる前に行かな。
誰にも邪魔されたくないもん。
「おーくら昨日どやってんな!あいつ!」
「さぞかし今日は幸せそうなオーラちゃうのん?」
朝からうるさーい!!
ってかあいつってしょーちゃん?
「そりゃあ、可愛かったで?」
「なんでお前知ってんねんな。」
「だってや す、す ばるくんち泊まってないから。」
二人の顔が驚きと酔うてたからか?って
もうめっちゃくちゃ。
二人でそそくさと楽屋に向かってしまった。
一個聞きたい。聞いときたい。
「昨日、したん?あれ、おーくらつけたん?
なあしょーちゃ、」
「関係ないやん。亮ちゃんには。
俺のこと、好きでもないんやから。」
「ちがっ、」
「誘いも俺からやって、好きなのも俺だけ。
気づいたんやん。他に好きな人おらんかなって。
別の人がええやろなって」
「おーくら、待って、」
「もうやめてん。亮ちゃんの邪魔すんの。」
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作者名:suta. | 作成日時:2021年3月21日 2時