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亮「しょーちゃんっ…ごめんっ…」

今までのことがバレて、
怒られるってもんじゃない。
脱退まで言われたけど、俺がいいって言うたから
なんとかみんな落ち着けて終結した。

横「でもやっぱりしばらくは自粛やな。
  流石にメンバーが許しても
  実際、こんな怪我させてるわけやから。」

丸「しょーちゃん、相談せなあかんで?」

大「ほんまや。なんてことしてんねん。
  このことはす ばるくんにも言うからな。」

亮「…わかってる。しょーちゃん、ごめんなさい。」

みんなに向かって土下座して謝る亮を見てられへん。
仕事に支障でたのはほんまやけど、
そんなけしぶたにさんのことが好きやねんから。

安「でも、俺が邪魔したんでしょ?
  ごめんね、しぶたにさんのこと…
  取ろうとしたんでしょ?」

亮「ちがっ…!ちがう…、そんなことない…。
  いつも俺のこと応援してくれてた…。
  す ばるくんがしょーちゃんしか見いひんから
  俺が、八つ当たりして…。」

丸「だから話すななんて言うたんか!」

横「おいおい、まじかよ…」

安「で、でも、俺嫌われてたから!
  …それに今はもう覚えてないし。
  だから、いい。別に。」

亮「…これ、返す。」

渡されたのは財布の中にあったピアス。
でもこれ、亮のでしょ?

亮「…す ばるくんとの思い出消したん俺。
  悔しくて、全部取り上げて捨てた…。
  だから、覚えてないのもっ…俺の、せい…。」

大「お前!!そんなことまでしたんか!
  や すそんなことしてないやろ!」

もう誰も止めない。みんなが怒ってる。
でもいいの、俺はいいから。

安「おーくら、別にいいよ。離してあげて。」

だって困るのは俺だけでしょ?
それにもう俺は覚えてないんだから、困らない。

亮「ごめんっ…しょーちゃんごめんっ…」

安「もういいよ、これから俺のこと気にしないで」

亮「ちがっ…ちがう…す ばるくんは、
  しょーちゃんのことが、」





ガチャ





す「なんや騒がしいな。つかおい、何してんねん!」

楽屋から戻ってきたす ばるくんは慌てて駆け寄って
亮とおーくらを離す。

でも怒られたのは俺やった。

す「八つ当たりか?思い出されへんからって。」

安「えっ…」

丸「ちゃう!それは逆でっ、」

す「うるさい!」

安「ごめ…ごめんなさいっ…。」

怖かって慌てて飛び出した。
みんなが呼ぶ声が聞こえるけどそんなん知らへん。
もうこのまま帰ろう。






もう、俺ここ辞めよう。

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作者名:suta. | 作成日時:2021年3月21日 2時

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