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赤
またや。
変わらず俺を避ける。
話もせんし、顔も見せへん。
離れようとする。
なんでなんや。
俺、なんかしたかなあ。
丸「す ばるくんしょーちゃん会えた？」
す「会えたけど、聞けんかった。」
丸「そっか…しょーちゃん作った歌…
聞きたかったな…」
す「…亮が捨てたってほんまなんか？」
丸「…うん。多分そうやと思う。
口論してたん、聞いた…けど違うかもしれんし」
あいつらがそんなんなるはずない。
それに仲良いはずや。
がちゃ。
丸「あ、亮ちゃん。や す知らん？」
亮「あれ、しょーちゃん帰ってきてないん？
どこ行ったんかな。」
村「まああいつのことや、
どっかで話し込んでるんやろ。」
亮「ははっ、そーかも！」
大「ちゃうやろ、」
え？
丸「えっ、おーくらなんて、」
大「亮ちゃん、知ってんねやろ？」
読んでた雑誌置いて、亮に近づくおーくら。
なんや、知ってるって。
す「おい、どういうことや。」
亮「ちょっとちょっと、なんすか！」
ガチャ
村「や す…お前、それ…」
真っ赤に腫れた左頬。それに乱れた髪。
どう見てもセットしてもらった髪じゃない。
安「あ…これ、？急いで帰ってきたから
あの、ごめんなさい！すぐセットし直す！」
そう言って鏡の前に座ると
さらに明るい光でわかるのは口の違和感。
丸「しょーちゃん、口開けて？」
安「えっ…なんで？何も食べてないよ？」
ぎゅっと口を閉じて俺らを見渡す。
亮「俺が直してあげよっか？」
亮が近づこうとする前に急いでおーくらが止める。
大「いい。いらんから。」
ス「みなさーん！そろそろ撮影始めまーす！」
安「ほら！行こう！みんなもっ、」
そう言って一番に楽屋を出たや すに釣られて
俺らもゾロゾロ向かい始めた。
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作者名：suta. | 作成日時：2021年3月21日 2時
