Candy ページ24
青
あめちゃんって好き。
甘くって、美味しかって、ほんで可愛い。
「まーた飴食べてる。」
この甘いにおいに釣られて一人。
後ろから包み込むように座って、抱きしめられる。
「な、俺にもちょうだい?」
そう言えば俺の顎に手を置いて唇を重ねる。
にゅるりと舌が入ってきて
飴を探すように舌を動かす。
「んんっ…/ ふっ、/」
いつものお決まり。なんでかわからんけど。
こうやっていっつも俺の口の中を荒らす。
でも今日は違う。
いつもはこれで終わりやのに。
「んっ/ んんっ、/」
服の中に手が滑り込んできて
大きな手が俺の身体中を這い回る。
なにこれ、いっつもこんなんしいひんのに。
俺も後ろを向いてるから辛くなってきた。
「な、こっち向いて。」
やっと離れたと思ったら、
身体向かい合わせて頬を撫でてくる。
「な、飴。ちょーだい?」
悔しい。俺ばっかドキドキしてる。
あめちゃん食べてたらおーくらが来るから。
わかってるからしてたのバレてる?
でも俺も知ってるの。
おーくらが俺にあめちゃんくれる理由。
チョコじゃなくて、あめちゃんの理由。
「…ん、あげる。全部あげる。」
舌の上に飴を乗せてゆっくり見せつければ
味わうように俺のあめちゃんを口に含む。
「ね、もっと食べやして。」
そう言われてゆっくり後ろに押し倒された。
23人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:suta. | 作成日時:2021年3月21日 2時