壱 其ノ漆 ページ9
−神谷道場−
『ご丁寧にどうも。』
「ええ。平気よ。まさか剣心の弟弟子さんだなんて！」
ところ変わって神谷道場。私、阿呆、背の大きい男の子、小さい男の子、女の子と対面していた。
『あ、自己紹介がまだでしたね。私、和月優と申します。流派はそこの阿呆と同じく飛天御剣流です。』
「私は神谷薫！この道場、神谷活心流の師範代よ」
黒髪の女の子は神谷薫さん。
「俺は東京府士族、明神弥彦様だ！ここの一番弟子だ！」
男の子が明神弥彦くん。
「俺ァ、相楽左之助ってんだ。この間まで喧嘩屋やってたんだ。よろしくな！」
大きな男の子が相楽左之助くん。
『なるほど。薫さん、弥彦くん、左之助くんですね。よろしくお願いします。』
「優さんって何をしてる人なの？」
『今のところは旅をしてます。そこの阿呆を探す旅をしていたんです。』
「そこの阿呆って、剣心のことか？」
『はい。そこの阿呆面した馬鹿です。』
「そこまで言わなくてもいいでござらんか…？」
がっくしと垂れている阿呆は置いておいてもいいだろう。
にしても、この者共は警戒心というのがないのだろうか。
緋村剣心がどこまでこの者達に話したのは知らないが、一応私も幕末を生きた人間。斬られるとは思わないのか。
「でも、優さんって可愛い名前ね。男の人なのに、女の子みたい」
ん？
「あぁ、男のくせに随分と華奢だしな。飛天御剣流ってのはみんなそうなのか？」
んん？
「そんな細腕で良く刀なんかふりまわせるな」
んんん？
『私ってそんな男らしく見えます？』
「え？ええ。なんでそんな事言うのよ。何処をどう見たって…」
「薫殿。優は女子でござるよ。」
ぽく ぽく ぽく ちーん
「「「ええええええぇーーーーー！？」」」
えぇと言いたいのはこちらの方なのだが…
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碧(プロフ) - チア様！コメントありがとうございます！私も文才がない中、必死に勉強しながら書いている所存でございます。これからも日々精進していきますので暖かいような生暖かい目で見守ってくださると幸いです！ (2021年1月24日 22時) (
レス) id: bdcd37c099 (このIDを非表示/違反報告)
チア(プロフ) - 儚い貴方との思い出を楽しく見させて貰ってます！これからも、頑張ってください。楽しみにしてます！ (2021年1月24日 20時) (レス) id: 85b9df66b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧 | 作成日時：2020年12月18日 21時
