弐 其ノ卅肆 ページ45
いくら取っ手を回そうともあの音忌まわしき音は聞こえなかった
「!?」
『手元をよくご覧になられては?一分間に二百発も発射する。後先考えず撃ちまくれば直ぐ様──』
「弾切れでござる。」
ザッザッと兄は観柳へ近づく
「無駄死になんかではない。御庭番衆四人の命が、貴様の
ギロリと睨む
「たしゅけ…」
兄は刀を構えた
「命乞いなら!貴様の好きなお金様に頼んでみろ!!」
観柳は兄の逆刃刀によって吹き飛ばされた
ピクピクと痙攣しながら助けてと助けを乞う武田観柳は随分と無様な姿であった
「とか言いつつ、流石は剣心。キレても
弥彦はつんつんと観柳の頭をつついていた
ふぅと息を吐き、四乃森を見つめる。
そこには、一人たたずむ四乃森と、四人の御庭番衆の闘いの勲章が残されていた
とんっと兄が私と左之助の背を軽く叩いた
「…今は、一人にしておくでござるよ。」
「…そうだな」
『はい』
グッと上の階段を見上げる
「行こう。恵殿が待っている」
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碧(プロフ) - チア様!コメントありがとうございます!私も文才がない中、必死に勉強しながら書いている所存でございます。これからも日々精進していきますので暖かいような生暖かい目で見守ってくださると幸いです! (2021年1月24日 22時) (レス) id: bdcd37c099 (このIDを非表示/違反報告)
チア(プロフ) - 儚い貴方との思い出を楽しく見させて貰ってます!これからも、頑張ってください。楽しみにしてます! (2021年1月24日 20時) (レス) id: 85b9df66b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:碧 | 作成日時:2020年12月18日 21時