検索窓
今日:27 hit、昨日:12 hit、合計:40,420 hit

弐 其ノ卅肆 ページ45

いくら取っ手を回そうともあの音忌まわしき音は聞こえなかった

「!?」

『手元をよくご覧になられては?一分間に二百発も発射する。後先考えず撃ちまくれば直ぐ様──』

「弾切れでござる。」

ザッザッと兄は観柳へ近づく

「無駄死になんかではない。御庭番衆四人の命が、貴様の回転式機関砲(ガトリングガン)に勝ったんだ。」

ギロリと睨む

「たしゅけ…」

兄は刀を構えた

「命乞いなら!貴様の好きなお金様に頼んでみろ!!」

観柳は兄の逆刃刀によって吹き飛ばされた

ピクピクと痙攣しながら助けてと助けを乞う武田観柳は随分と無様な姿であった

「とか言いつつ、流石は剣心。キレても不殺(ころさず)だけは守ってるか」

弥彦はつんつんと観柳の頭をつついていた


ふぅと息を吐き、四乃森を見つめる。

そこには、一人たたずむ四乃森と、四人の御庭番衆の闘いの勲章が残されていた

とんっと兄が私と左之助の背を軽く叩いた

「…今は、一人にしておくでござるよ。」

「…そうだな」

『はい』

グッと上の階段を見上げる

「行こう。恵殿が待っている」

弐 其ノ卅伍→←弐 其ノ卅参



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
48人がお気に入り
設定タグ:るろうに剣心 , 緋村剣心   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - チア様!コメントありがとうございます!私も文才がない中、必死に勉強しながら書いている所存でございます。これからも日々精進していきますので暖かいような生暖かい目で見守ってくださると幸いです! (2021年1月24日 22時) (レス) id: bdcd37c099 (このIDを非表示/違反報告)
チア(プロフ) - 儚い貴方との思い出を楽しく見させて貰ってます!これからも、頑張ってください。楽しみにしてます! (2021年1月24日 20時) (レス) id: 85b9df66b7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2020年12月18日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。