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侑「なんかちゃうねんなぁ。」


治「せやんなぁ。」



「二人とも何してるの?」



部活前、いつになく真剣な表情でノートと睨めっこしている双子。
気になって声をかけるとノートにでっかく

”宮 のの”と書かれていた。



「え、何これ?」


侑「いや、のんちゃんと俺が結婚した時のこと考えてたんやけど」


治「あんまししっくりこんくて。」


「いや、二人とは結婚しないよ?」



私がそう言うと、そんなんわからんやんと言いながら
何も変わらないのにずっと悩んでいる。


角名「のんちゃんは俺と結婚するから双子は諦めな。」



そんな様子を遠くから見ていたりんたろが
面白がって参戦してきた。




侑「角名にはあげません〜〜。」


治「ツムにもあげへんけどな。」


角名「いや、この中でまともなの俺だけでしょ。」



三人でワイワイ話しているところ
水を差すようで申し訳ないが




「そもそもさ私名前二文字だから苗字二文字より
三文字以上がいいなって。」



侑、治、角名「え。」





もちろん、二文字でもいいのだが
響的に三文字が私は好きだ。
現に今も三文字でかなり気に入っている。



銀「それなら俺やな!!!」



ニコニコ銀ちゃんが近づいてきて
余計話がややこしくなってきた。


銀「銀島のの!ええ響やな!かわええわ!!」



確かにさっきよりはしっくりくるかも。





侑「うう、じゃあ俺がのんちゃんところ
お婿さんに行く!!そしたら遥侑でかわええやろ!!」


治「確かに。遥治。かわええわ。」


角名「遥倫太郎。確かにいいね。」


「待って待って。迎える気ないよ。
銀ちゃんも可愛かったけど
やっぱ私は三文字の苗字がいいかも。」




え?と言いながらみんな一斉にこっち見てくる。


銀「俺じゃダメやった?」

うるうる銀ちゃんがこっちを見てきて可愛い。




角名「でも三文字なんていたっけ。」


確かに、信ちゃんも二文字だし、
今ここにいる子たちに三文字はいない。
て、なんでこの中の人と結婚することになってるんだろう。




アラン「おーい。練習始めるで



てなんや?」




全員「あ。」



「アランくん。末長くよろしくね。」



アラン「なんや急に改まって。怖いわ。」



侑「アランくん!!俺は諦めへんからな!!!」



アラン「おう?なんのことや。」



治「アランくんライバルやなぁ。」



アラン「は?」


これ以降、しばらくアランくんはライバル扱いされていた。

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作者名:ぴぴ | 作成日時:2024年3月3日 1時

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