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「う、苦しい。」
今私は自分で作ったお菓子と戦っていた。
なんとなくクッキーが食べたくなって
色々な味を研究していたらもすごい量になってしまったのだ。
15個くらいまではなんとか食べれたが、その先が進まないのである。
「これどうしよう。あ、そうだ！」
ーーーーーーーーーーー
治「のんちゃん。どうしたん。わざわざ2年生の教室まで来て。」
「昨日クッキー作り過ぎちゃってさ、治なら食べるの好きだし食べてくれるかなぁって思って。」
治「え、のんちゃんの手作りクッキー？」
「そうそう。これなんだけど、要らなかったら全然」
治「食べる。のんちゃんが作ったものなら石でも食べる。」
「石は流石に食べないでね。」
そう。私は大食いの治にあげることで解決しようとしたのだ。
まぁ食べきれなくても侑やりんたろ、銀ちゃんにあげると思うし。
とりあえず、治にクッキーを渡し三年生の教室へと戻っていった。
そして、放課後。練習時間になって準備をしていると
のんちゃーんと大きい声で叫びながら侑が抱きついてくる。
侑「なぁ！！！！俺のクッキーは！？」
「ないよ。治から貰ってないの？それより離れて。」
侑「貰ってへん！！！！やだ！！！！サムにあげて俺にあげないなんてずるい！！」
角名「そうだよ。のんちゃん。俺の分は？」
どうやら治はあの量を一人で食べたらしい。
やっぱり、治だけじゃなくてみんなの分作るべきだったかなと反省。
でも、侑はなんか食べ物までしっかり管理してそうだし
りんたろはそもそもお腹いっぱいで食べなさそうだなって思って
治にしかあげなかった。
治「貰えなかったからって嫉妬か？ツム、角名。」
そこに自慢するように治が入ってくる。
侑「しばき倒すぞ！！この豚！！！！」
治「ツムは貰えなかったもんなぁ！」
「あ、こらまた喧嘩…」
角名「のんちゃん。俺甘いの好きだよ。」
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作者名：ぴぴ | 作成日時：2024年3月3日 1時
