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結局孤爪は見つかり、その日もあっという間に練習試合が終わった。
夜、合宿所で明日のミーティングを済ませる。
山本「研磨、また迷子になるなよ！」
研磨「トラうるさい。迷子じゃないもん。」
どこにいたかはさておき孤爪は少し楽しそうな顔をしている。
バレーにめっきり興味ないと思っていたので
こんな孤爪は初めて見た。
そんないつも通りでいて、いつも通りじゃない日常。
なんだか少し気まずい。
そんな様子を察したのか
黒尾「どうした〜何かあったか？」
と黒尾先輩に声をかけられた。
本人に気まずいですなんて言えるわけないので
私はぶんぶんと首を横に振る。
目を合わせるのも気まずくなりお辞儀をして
この場を去った。
黒尾「……………。」
足早にお風呂も済ませて部屋でゆっくりとノートを書く。
１日中頭から離れなかった。黒尾先輩の過去。
それなのに助けてもらってばかりで申し訳ない。
今日はもう寝よう。そう自分に言い聞かせて
無理やり目を閉じた。
次の日。合宿最終日。
ゴミ捨て場の決戦と書いてあった烏野高校との練習試合だ。
練習試合場所に着くと、綺麗なマネージャーがいた。
清子先輩というらしい。
初めてマネージャーに会ったので私は少し嬉しかった。
そしていつも通り試合が始まり
清子先輩と分担して仕事をこなす。
烏野の攻撃はすごく斬新で面白い。
見ていて飽きない。特に変人一年二人組はすごく新しい。
日向「さ、こーーーーい！」
小さなミドルブロッカーの日向が目を瞑り
鮮やかにうちのブロックをぶち抜いた。
そんな攻撃に私はマネの仕事を忘れて見入る。
とてもかっこいいと単純にそう感じた。
休憩中、変人速攻のセッターが話しかけてきた。
影山「あの一ノ瀬さんスよね。去年の春高でベストサーバー取ってた。」
”そうだよ。よくわかったね。”
影山「はい。途中であげたトスがすげぇ綺麗で覚えてます。
なんで喋れないんスか？」
”事故の影響でちょっとね。”
影山「マジすか。なんかすんません。」
”気にしないで。”
また空気を悪くしてしまったと反省していると
変人速攻二人目に
日向「サーブ！！教えてください！！」
と詰められてしまった。
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ぴぴ(プロフ) - 紅さん» ありがとうございます。頑張ります＾＾ (3月1日 19時) (
レス) id: 2e3bf243e3 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (3月1日 18時) (レス) @page17 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぴ | 作成日時：2024年2月28日 2時
