白の原石ちゃん！！！！ (ページ7)

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達「落ち着いたか？

お前1組の園田だよな？

入学式隣だったろ？入院してんの？」

公園のベンチに移動した俺達

水を渡してくれた達也は入院着の俺に悪びれもなく聞いてきた

でも何故か初めて喋るはずの達也に全部話したくなって

夢がなくなったこと、大人になれないかもしれないこと、

全部口に出してみたら、少しスッキリした

いつ死んでもおかしくない自分

もう潔くﾀﾋんでやろうかとすら思えた

"じゃあ新しい夢見つけようぜ"

達也は突拍子もない事を言った

それから達也は自分の話をしてくれた、

そしてその時決めたんだ

楓「…俺…お前と同じ高校で青春するのを夢にする」

達「おう、学校で待ってる」

それから俺は病院に自ら帰って、しこたま怒られた

でもその後、きつい治療も真面目に受けるようになった

ありえないくらい苦い薬も真面目に飲むようになった

新しい夢ができたから

看護師さん達も初めは目を丸くしたけど、

治療に前向きになったおかげで、症状は回復した

再発しないように薬は飲み続けるけど、

俺は中学3年に上がってすぐに退院できた

俺は相変わらず薬で身長も伸びなかったけど

達也に出会えたから俺はまた学生に戻れたんだ

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