∞八の字探偵事務所∞ (ページ21)

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ゆかいなページ21

「よいしょっ…と」

「やっと、探偵事務所っぽくなったなぁ」

「ほんとですね」

今、私と丸山さんと安田さんは、事務所ビルの外にいます。

丸山さんが、ガコガコと看板の位置を調整する。看板といっても、レストランとかでよくある、地面に置くタイプの立て看板だ。

看板には、∞に見たてた目玉の上に、八が眉毛のようにデザインされたロゴが描かれている。それと、『困ったことは何でも相談してください！』とキャッチコピーが書かれていた。

「これでいいやろ。じゃ、ヤスとおつかい行ってくるわ～」

「行ってきまーす」

「行ってらっしゃーい」

私は、事務所の1階に戻った。二階はオフィスだが、下は普通の部屋になっている。

キッチン、お風呂、トイレ、寝室…テレビの周りには、ソファが。普通に暮らせるレベルだ。それにしても、こんな狭いビルをどうやって、こんなに広くしたんだろう。

ちなみに、私と大倉さんが説教くらったのは、ここ1階です。

仕事もないし、寝よう。
寝室のひとつしかないベッドにごろんと寝転がった。
私が眠りにつくのは、数分もかからなかった。

＿＿1時間後、丸山さんと安田さんが、
幼い女の子を連れて帰ってきた。