traveler3 ページ3
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蘭ちゃんの記憶喪失事件からしばらく色々考えてみたものの、私が蘭ちゃんにしてあげられることなんてほとんど無くて、軽くショックを受けつつも、私には私の日常と仕事があるので、今日も今日とて、仕事に没頭していた。
『いらっしゃいませ!』
伊達「何だか空元気さが滲み出てるな。」
『航兄さん……。』
萩原「この間、あの子の前では元気だったじゃん!!」
『だって……。細かい事情は省くけど、私には私なりの悩みがあるんですぅ……。美和子さんの事だって……。』
松田「んな顔すんじゃねぇよ。アイツなら大丈夫だろ。あんなんでやられる奴じゃねぇ……。」
萩原「って本人は言ってるけど、なんだかんだ陣平ちゃんも佐藤ちゃんのこと心配してるんだよwwww」
松田「だぁぁぁぁぁぁぁ!!俺のことはいいんだよ!!それよりあの記憶喪失の嬢ちゃん、ちょっとばかし面倒事になってるみたいだぜ?」
『面倒事?』
伊達「あぁ……。どうやらあの事件の時、犯人の顔を見てるかもしれないらしくてな、命を狙われてる可能際があるみたいなんだ。何度か誰かに見られてる視線を感じてるらしい。」
『ちょっと!!面倒事所じゃない!!大変な事になってるじゃん!!蘭ちゃんどうしてるの!?』
伊達「今は高木と千葉が交代で常時護衛についてる。」
そっか、高木刑事と千葉刑事が……。
それなら多少なり安心だけど、私個人的にはそのローテーションに航兄さんも入ってくれると非常に心強いのだが……。
いや、別に高木刑事と千葉刑事を信用してないわけじゃないよ!?
断じてそういうわけじゃないんだけど、なんだろう……私の個人的な願望であって……。
いや、やめよう。
これ以上はただの言い訳にしか聞こえない。
それに、航兄さんには航兄さんの仕事があるだろうし、人選は恐らく目暮警部だろう。
高木刑事も千葉刑事も優秀な刑事さんだもん!!
それに、常時護衛みたいだし…………そうだ!!いいこと思いついた!!
凡人の私にしちゃ割といい案が出て、さっきまでの空元気は何処へやら……。
突然様子が変わった私に、航兄さん、研二さん、陣平さんが揃って不思議がってたのは言うまでもない。
午後の仕事?
そりゃあもう、捗った、捗った!!
ー夜ー
『という訳で、私も一緒にいること多くなるかも!!』
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蒼桜 - いつも楽しく拝見しております。 前のシリーズでも【即視感】と表記されてますが【既視感】ではないでしょうか?少し気になったのでコメントさせていただきました。これからも更新頑張って下さい。楽しみに待ってます!! 長文失礼しましたm(_ _)m (2019年9月1日 14時) (レス) id: d562e64b61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆずポン酢 | 作成日時:2019年8月25日 16時