君色traveler【Color 松田陣平】

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これ、結構いろんな人にやってもらったけど、陣平さんはかなり上手い方！！



そのせいか、良く眠くなるwwww





『はぁ〜極楽〜♡』





松田｢ったく……気持ちよさそうな顔しやがって。｣





ちゃんと熱くならないように調節しながら、私の濡れた髪に陣平さんの手が通る。



しばらくすると、やっぱり眠くなってきて首が安定しなくなる。



”そろそろ落ちる”と思った時、ドライヤーの音が止まった。





松田｢ほら、終わったぞ。｣





『ん……ありがとう陣平。』





松田｢ーーーっ/////！？いきなり呼び捨てはやめろ！！｣ﾋﾞｼｯ





『痛っ！！なんでチョップした！？』





不意打ちで直撃したチョップのおかげでちょっと目が覚めた。





松田｢(寝ぼけて無意識で呼んだっぽいな……。)俺、風呂入ってくるから、先に寝てていいぞ。｣






『一応待ってる。無理そうだったら先にベッド行って寝てる。』





松田｢はいよ。｣





なんか、ちょっと前まで陣平さんとぎこちない状態だったなんて信じられないな。



それもこれも私の周りにいた人たちの支えがあったからやってこれた所もあるし……今度みんなに何かお礼をしよう。



カフェに来る研二さんと航兄さんには一杯無料にするとか良さそうだなwwww



遠くでシャワーを使う音を聴きながら考えていたら、どんどん眠気が強くなってきて、ベッドに移動する暇もなく私の意識は深く沈んでいった。





ー数十分後ー

……暖かい、それに揺れてる？



眠りの波が浅くなった時、違和感を感じた。



”そういえばソファーで寝ちゃったな”と思い、うっすら目を開けると下から見上げるアングルの陣平さん。



あれ？





松田｢あ、悪ぃ。起こしたか。｣





『えっと……これは一体？』





松田｢”寝る時はベッド行く”って言ってたくせに、堂々とソファーで寝てやがって。風邪ひくだろうと思ってベッドまで運んでやろうと言う俺の優しさに感謝しろ。｣






『重くない？』





松田｢現役警察官馬鹿にするな。むしろ軽すぎるくらいだ。｣





『そっか……。ありがとう。』





いつもなら”降ろして！！”とお願いするところだが、眠気には勝てない。



大人しく陣平さんに横抱きにされて寝室へ向かう。



もう、この寝室を見るのは何回目になるのだろうか……。



陣平さんは私をベッドに降ろすと、リビングの電気やらなんやら全部消して、戻ってきた。

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