traveler14 ページ14
『そう言っていただけると非常にありがたい……。あ、でもメイクは落とさなきゃ……。』
次の日後悔するのは私だからね。
そのツケと言わんばかりにニキビとか出来たら嫌だし。
コンビニで購入したメイク落としのシートを片手に洗面所に向かおうとしていたのだが、思ってたよりフラフラした。
早くしないとマジで寝る……。
伊達「おいおい、今にも寝そうだな。」
萩原「危なっかしくて見てられないよ。ほら、Aこっちおいで。」
そう言って研二さんは私の手を取り、ゆっくりとソファーに案内された。
萩原「無理だったら寝ていいから。拭き取りは任せて!」
いとも簡単にシートも手から取っていき、どこで覚えたのか知らないけど、慣れた手つきでゆっくり拭き取っていく。
少し肌に密着させてからシートを滑らせるその技術はやった事ある人にしか出来ないと思われるんだが?
諸伏「萩原、慣れてるんだな……。」
萩原「俺の姉ちゃんも時々メイク落とす前に眠気に負けて寝ちゃうことあってさ。飲み会とか参加した時とか得にwwww。その時俺がよく代わりに落としてたから。」
伊達「そういう事か。」
メイク落としをして貰ってるはずなのに段々マッサージをして貰ってる感覚になってきてしまい、一層瞼が……。
無理……これ……本当に寝る……やつ…………。
私の意識がここで途切れた。
ー翌日ー
意識が浮上する感覚がしてゆっくり目を開けると…………イケメンのドアップ!!
叫びそうになった口を慌てて閉じた。
いたのは、5人いるイケメンのうち、1番のモテ男と称される、研二さんだった。
“そういえば、最後まで甲斐甲斐しく世話焼いてくれたのは研二さんだったな……“と今になって昨晩のことを思い出した。
ゆっくり体を起こし、部屋を見回すとみんなまだ夢の中だった。
いつも1番に起きてる零さんですらまだ寝ている。
でも、外がすっかり明るいことを考えると多分それ程早い時間ではないはず……。
零さん宅の時計を見ると時刻は7:00。
絶妙な時間だな……。
私はみんなを起こさないように静かに朝の支度を済ませた。
これ、このまま寝かせてていいのかな?
この人達仕事は?あるの?ないの?
でも、もし仕事があるならそろそろ起きないとヤバいよね?
ちょっと良心が痛んだが、仕事があった場合、このままだと遅刻しかねないので起こす事にした。
まずは家主の零さん。
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浅櫻初虎(プロフ) - 映画版のハロウィンの花嫁を書いて頂きたいです (2023年4月20日 13時) (レス) id: da08aae9c7 (このIDを非表示/違反報告)
マロングラッセ - 映画版の紺碧のジョリーロジャーを書いてほしいです (2022年12月27日 23時) (レス) @page14 id: 9b3375dba7 (このIDを非表示/違反報告)
ブラウンクリーム(プロフ) - traveler10の所、シャーマンスープレックスじゃなくてジャーマンスープレックスです。 (2022年11月2日 18時) (レス) @page10 id: 3601d9121e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずポン酢(プロフ) - おんぷさん» OKです!!頑張りますwwww (2022年5月24日 18時) (レス) id: 94bbff69b5 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ - 難しかったらいいんですが、伊達さんがちょっと冷静じゃなくて同期組が落ち着かせてほしいです。長くてすみません。お願いできますか? (2022年5月24日 16時) (レス) id: 35ce01de37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆずポン酢 | 作成日時:2022年5月22日 10時