traveler12 ページ12
残り10.……9……8……コレが最後になるのだろうか……7……6……5……死ぬ事が避けられない運命ならば、せめて……4……3……2……せめて、彼らの近くに居たかった……1……0……。
思わずギュッと目を瞑ったが、待てど暮らせど手にはめたIDが爆発する気配がない。
未だIDは沈黙を貫いている。
“もしかして！！“と思っていたらまるでそれを知っていたかのようにスマホが着信を告げた。
降谷｢待たせてごめん。怖い思いさせてごめん。間に合って良かった。事件は解決したよ。｣
*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*
千葉｢はい、IDを外してこの中に入れて。｣
歩美「えー。外しちゃうの？」
千葉｢もう、終わりの時間だからね。｣
光彦「残念です。」
千葉刑事が紙袋を持ってIDの回収に回っていた。
その時、突然館内放送が流れた。
放送｢本日はご迷惑をおかけしました。スーパースネークの修理が完了しました。閉園時間を過ぎておりますが、最後に1度だけ運転致します。乗車ご希望の方は今しばらくお待ちください。｣
多分、諸々の事情で乗れなかった子供達への配慮だろうな。
私も持っていたIDを外して千葉刑事に渡した。
外にはすっかり皆が合流していて、私は5人の姿を確認するなり、感情が昂って駆け出し、思いっきり彼らに飛びついた。
少し驚いてたものの、そこは流石現役の警察官、倒れることなく受け止めてくれた。
園子｢わーお。A大胆♡｣
遠山｢Aちゃん、やるやん……。｣
少し冷やかしが聞こえたが、今の私にそんなことは関係ない。
無事に生きている5人を見て感情がぐちゃぐちゃになるのは私ぐらいだ。
『本当……無事で良かった…………。』
意を決して喋ってみたのだが、声は震えてるわ、音量も小さいわで5人には簡単に泣いてることがバレてしまった。
すると、零さんが私の泣き顔を隠すように抱きしめてくれた。
そして私にしか聞こえないような小さな声で慰めてくれた。
降谷｢そうだよな、怖かったよな……。よく頑張ってくれた。｣
最初は“そこまでしなくても“と思ったのだが、よくよく考えたら近くに事情を知らない他の人達がいたから多分そこに気を使ったんだろう。
あと、透さんではなく零さんで話す為にも。
降谷｢A、みんなスーパースネーク乗りに行くみたいだけど、行かないのか？｣
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浅櫻初虎(プロフ) - 映画版のハロウィンの花嫁を書いて頂きたいです (2023年4月20日 13時) (
レス) id: da08aae9c7 (このIDを非表示/違反報告)
マロングラッセ - 映画版の紺碧のジョリーロジャーを書いてほしいです (2022年12月27日 23時) (レス) @page14 id: 9b3375dba7 (このIDを非表示/違反報告)
ブラウンクリーム(プロフ) - traveler10の所、シャーマンスープレックスじゃなくてジャーマンスープレックスです。 (2022年11月2日 18時) (レス) @page10 id: 3601d9121e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずポン酢(プロフ) - おんぷさん» OKです！！頑張りますwwww (2022年5月24日 18時) (レス) id: 94bbff69b5 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ - 難しかったらいいんですが、伊達さんがちょっと冷静じゃなくて同期組が落ち着かせてほしいです。長くてすみません。お願いできますか？ (2022年5月24日 16時) (レス) id: 35ce01de37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずポン酢
| 作成日時：2022年5月22日 10時
