【名探偵コナン】夢色traveler13【短編集】

私は悪くない！！【優奈:フリー】13 ページ7

なかなかやばい方法を思いついた。



どうせ連絡しなきゃいけなかったんだ、ちょっと力を貸してもらおうじゃねぇか。






伊達｢高木、俺と一緒にひと暴れしねぇか？｣







本来なら後輩を巻き込むところではないんだが、高木だって優Aの事を心配してるんだ、思うところはあるだろう。







高木｢よくわからないですけど、伊達さんが行くなら僕は着いていきますよ！！｣







本当、良い後輩を持ったと思う。







*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*

ーAsideー

あれから更にどれくらいだったのだろう……。



ビックリするくらい至れり尽くせりなのに、体調があまりよろしくない。



でもまぁよくよく考えたらそもそもカンキンされてる時点で凄まじいストレスだし、この部屋には窓がないせいで日光が入らない。



日差しを浴びてないのも要因の1つだろう。



あと、もう1つの多大なストレスそれは……。






男性｢今日も可愛いですね。あぁ……本当に綺麗だ。いつまでも堪能したくなってしまう。｣






毎日必ず1回ひたすら私に触れる時間がある。



逃げられないようにこの人の腕の中におさめられ、体のありとあらゆる場所を触られる。



それこそ結構際どいところまで。



この時間はいつも吐き気がする。



だからいつも”早く終われ！！”と思いながらこの苦痛の時間を乗り切ってる。



そんな、メンタルゴリゴリ削られる生活の中、少しだけ安堵する時間がこの男性がこの家を留守にする時間。



仕事はしているようで、今は在宅ワークに切り替えてここを留守にする時間を減らしているそうだが、唯一どうしても留守を回避できない時間がある。



それが、食料の買い出しだ。



こればかりはどうしても減るものだから買い足さなきゃいけない時がくる。



しばらく私のことを堪能した後、男性はまさにその買出しに出かけていた。



そろそろ自分のメンタルも限界に近い、助けが来る時はいつなのだろう……。



そもそも、私の不在に気づいてる人いる？



誰も気づいてなくて、捜索されてないってのが1番ショックだな……。



そんなことを考えながら一人の時間を過ごしていたら遠くから鍵を開ける音がした。



あぁ、安息の時間はもう終わりか……。



と思っていたら男性の大声とバタバタという慌ただしい音。



ちょっと遠すぎて男性が何を言っているのかは分からないけど、聞いたことない大声を出しているのは間違いない。

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