【名探偵コナン】夢色traveler13【短編集】

私は悪くない！！【優奈:フリー】23 ページ17

『えっと……実は誘拐される数日前からストーカーされてる気配がありまして……。』






美和子｢そうなの！？｣







『はい。それで、警察ではなく安室さんに依頼をしていたんですよ。そっちの方が近いし早かったんで。依頼をして次の日にはもう既に特殊な対応をするとなっていたんですけど、その日は私仕事が休みでして、冷蔵庫の中身が心元なかったのと、家の近くにストーカーの気配がなかったので、油断して買い出しに出かけてしまったんです。そのせいで、その帰り道にいとも簡単に誘拐されました……。あの時は後ろから羽交い締めにされてハンカチを口元に当てられて気を失いました。』






美和子｢まぁ、誘拐の常套手段ね。じゃあ、目が覚めた時には既にあの部屋にいたのね。｣






『はい。気を失っている間に全部済んでいました、拘束も爆弾も、それから着替えまで……。』






美和子｢ちょっと待って……着替え？着替えって……脱ぎ着するあの着替えよね？脅されて自分で着替えたんじゃなくて？｣






『あ、はい。どうやらあの男にされてたみたいで……本人に問いただした時に肯定してたし、“とても綺麗な体だったよ“って言われたので。』






佐藤｢ちょっと待って……ちょっと待って！！それって裸を見られたってことよね！？｣






『まぁ、そういうことになります……ね……。それも1度ならず2度3度……とりあえず着替える度に……。』







佐藤｢なにそれ！？信じられない！！｣







ひたすら美和子さんに聞かれたことに答えていった。



所々ご乱心になることはあったけど、聴取は無事に終了した。



しかも、美和子さん終わったら速攻私を連れて航兄さんの元へ。






佐藤｢伊達さん！！数日Aちゃんを私にください！！｣






『へァ！？』







伊達｢佐藤！？どうした突然！！｣







佐藤｢だって……これじゃあAちゃん1人にするのも、松田くん達に預けるのも怖すぎてできません！！｣






そう言って美和子さんは聴取の内容を航兄さんに見せた。



すると、みるみる顔色が悪くなる航兄さん。






伊達｢(の)……これに書いてあるのは全部本当のことなんだよな？｣






『嘘なんてついてないですよ！！ってこういうのって嘘ついたら罪に問われるんじゃないでしたっけ！？』






結局私の意見はフルシカトでまさかの1週間美和子さん宅にお邪魔することに……。

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