私は悪くない!!【優奈:フリー】18 ページ12
『つい、いまさっきね。おはよう、零さん。』
降谷「”おはよう”じゃないだろ!ってそうじゃない……ごめんA、俺守れなかった。」
窓際からベッド横に来た時、勢いは凄かったけど今が”夜”って事で気を使ったのか、声はかなり抑えられていた。
零さんは私にそう言ったっきり俯いてしまった。
ミルクティー色に綺麗なアイスブルーが隠れる。
『零さん、顔上げて?』
片手を零さんの頬に添えて、導くように動かすと素直に顔を上げて私と目が合った。
『私も油断してたから零さんだけが悪いわけじゃないよ。それにこうやって零さんの目の前にいる。ちゃんと助けてくれたじゃん、ありがとう。』
降谷「そんなんじゃない、お礼を合われる資格はないんだ……Aを助けるのに一週間以上もかかってしまった……。それに怪我も……実際にAを助けたのは俺じゃなくて伊達だ。」
『あ、そうだ……航兄さんは?』
降谷「今回の事件の報告書作りとか、後始末の為に庁舎に戻って行ったよ、高木刑事と佐藤刑事も。」
『そっか……。私高木刑事と美和子さんにはお礼で、航兄さんには謝りたい事があったんだけどな……。』
降谷「後日事情聴取があるだろうから、その時でいいんじゃないか?」
『うん……そうする。』
零さんと話しているとさすがに気配を感じとったのか、残りの3人がゆっくり目を覚ました。
その様子を黙って見つめ、目があった時に零さんの時同様、”おはよう”と声をかければ勢いよく飛び起きた。
諸伏「A!!」
萩原「良かった……本当に……。」
松田「気が気じゃなかったんだからな!!」
『わかった、みんなの言いたいこと全部聞くから、もうちょっとボリューム落とそう、ね?』
零さんは自己判断できてたけど、他のみんなはそれどころじゃなかったようだ。
私に言われて“ハッ“としていた。
諸伏「傷痛む?」
『ううん。全く。包帯巻かれてるからかもしれないけど。』
萩原「犯人知ってる人?」
『喫茶店の常連さんだった……。』
松田「近くにいつ爆発するか分からねぇ爆弾があったのによく頑張ったな。」
そう言った陣平さんの手が当然のように私の頭に伸びてきたのだが、それは私に触れることなく途中で止まった。
松田「っと…………触っても大丈夫か?」
不安そうに聞いてきた陣平さん。
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ゆずポン酢(プロフ) - おんぷさん» ご迷惑をおかけいたしました(汗)新しい作品を作ってからじゃないとリンクさせられないもので…… (2022年5月29日 16時) (レス) id: 9a193755ec (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ - すみません解決しました。 また感想書きます (2022年5月29日 13時) (レス) id: 35ce01de37 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ - 補足 リンクが無いしウェブで調べても出てきません (2022年5月29日 11時) (レス) @page47 id: 35ce01de37 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ - 質問 私だけだったらすみません。短編14にいけないんですがどうしたらいいですか? (2022年5月29日 11時) (レス) @page47 id: 35ce01de37 (このIDを非表示/違反報告)
ブルードーナツ(プロフ) - コメント失礼します!リクエストなのですが夢主、ナタリーさんがちぢまって小学生くらいになってナタリーさんは伊達さんに愛され(回収)と夢主は降諸松萩に愛される(回収とお世話とか)(戻るのは5日後)という話見てみたいです! (説明おかしかったらすいません) (2022年5月28日 0時) (レス) @page41 id: e782ba2d12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆずポン酢 | 作成日時:2022年2月20日 14時