【名探偵コナン】夢色traveler13【短編集】

私は悪くない！！【優奈:フリー】17 ページ11

いとも簡単にピッキングしやがった！！



その技術、とごで身につけてくるんだよ！！



順調に拘束具を外していると、今度は松田、萩原、佐藤が同時に入り込んできた。






松田･萩原｢｢伊達！！爆弾は！？｣｣






降谷･諸伏｢｢ハァ！？爆弾！？｣｣






松田｢うおっ！！お前ら来てたのか。｣






伊達｢悪い、言うの忘れてた。爆弾はあそこにある黒い箱らしい。んで、押収したスイッチはこれだ。｣






萩原｢にしても……何この部屋、趣味悪っ！！｣






佐藤｢伊達さん、Aちゃんは？｣






伊達｢そこのベッドの上だ。今安室が拘束具を、外してくれてる。気を失ってるから誰でも問題ないだろうが、一応佐藤に頼みたい。｣






佐藤｢分かりました。…………Aちゃん、怖かっただろうに。｣







とりあえず、これで声をかけておいた人物は全員そろった。



重症ではないが、気を失っていることもあるし、俺達が把握していないだけで体はなにか支障をきたしているかもしれないという事で、病院に連れていくことにした。







*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*

ーAsideー

ふと意識が浮上し、ゆっくり目を開けると、見慣れない天井。



それから辺りが暗いことから今の時刻が夜ということがわかった。



ゆっくり体を起こすと暗い部屋(個室)に4つの影。



航兄さんを除いた警察学校組だった。



各々それぞれの形で眠っているようだ。



もしかして、私が目を覚ますの待っていたの？



1番近くにいたのはベッド脇に置かれていたパイプ椅子に腰掛け座ったまま寝てる陣平さん。



次に同じようにパイプ椅子に座って、人の足を枕にして寝てるのが研二さんと景光さん。



最後、窓際でパイプ椅子に座って寝てる零さん。



私という人の気配がしても起きないところを見て”疲れているんだな”と呑気に思った。



労わってあげようと思って布団から出した己の手にビックリした。



ご丁寧に手首の所に包帯が巻かれていた。



それを見て拘束されてた時のことを思い出した。



”多分、擦れて傷になってしまったのだろう”といとも簡単に答えを導き出せた。



この様子じゃ足と首にも同じように包帯が巻かれてるな……。



そんなことを考えていたら、窓際の影が視界の端で動いた。






そこに誰が居たかは既に把握出来ていたのでゆっくり視線をそっちに向ければ驚いた顔をしている零さん。





降谷｢…………起きたのか？｣

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