【名探偵コナン】夢色traveler13【短編集】

私は悪くない！！【優奈:フリー】7 ページ1

降谷｢戻った！！ヒロ、風見どうだ？｣






風見｢今の所は特に何も。｣






諸伏｢落ち着けってゼロ。まだ調べ始めたばっかりだよ。｣






ヒロは俺を落ち着かせようと優しく声をかけるが、監視カメラの映像を確認する顔は少し不安そうだった。



直ぐに自分も参加して片っ端から映像を確認していった。



例え今日だけの分とはいえ、監視カメラはかなりの台数ある。



それを片っ端から全部調べるのだから当然時間がかかる。



全部見終わって何も無ければそれはそれで安心できるから、この時間を無駄とは思わない。



調べ始めたのは夕刻。



時刻は定時をすっかり過ぎ、そろそろ夜9時を回る頃だった。






風見｢！！降谷さん！！Aさんが写ってる映像ありました！！｣






風見からそう声が上がり、俺とヒロが同時に風見の方へ移動した。



画面を覗き込めば確かにAの姿が映っていた。



ラフな格好に必要最低限の荷物を持ってどこに？






諸伏｢風見さん、この映像って何処のですか？｣






風見｢Aさんの家の近くにある公園入口の映像です。｣






諸伏｢やっぱり……その公園の近くにスーパーがあるんです。多分そこに向かってはずです、順に追ってみてください。｣






ヒロのその言葉に従い、画面からAが見切れてからスーパーの方向に向かってカメラを追っていくと、本当にスーパーに向かっていった。






降谷｢どうしてわかったんだ？｣






諸伏｢Aが持ってたバッグ、いつも買い物に行く時に使ってるバッグだったから。｣






お前、よく覚えてるな……。






風見｢スーパーの中に入っていきましたね。この段階ではまだおかしな点は何も無いですね。｣






風見の言う通り、Aは五体満足で不審なことも無くスーパーに入っていった。



同時にカメラにA以外の不審者は写っておらず、懸念していたストーカーに追われてる様子もなかった。






降谷｢まだ安心はできない。このまま帰路の方も確認しよう。｣






風見がAがスーパーから出てくる所まで映像を早回しにた。



行きと同様順番にカメラでAを追っていたら、とある様子が映っていた。






降谷｢クソっ！！やられた！！｣ﾀﾞﾝｯ!!







勢いに任せて叩いた机が大きな音を立てた。

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