夢色traveler「時計じかけの摩天楼」

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森谷｢フッフッフッ……面白い推理だ。それが工藤君が出した答えか。だが、残念ながら彼の推理には証拠が無い。｣






安室｢証拠ならありますよ。模型ケースの裏に。｣






一語一句間違えることなく俺が説明した推理を話してくれる安室さん。



1回しか話してないのに完璧とか、記憶力どうなってるんだよ……。



証拠(仮)の在処を言えば白鳥警部が歩み寄りそれを持ち上げた。



それはさっき書斎で俺が即席で用意した爆弾犯の変装道具。



それを見た教授はあっさり本物の在処を喋ってくれた。



書斎の金庫にあると……。




ここまで来たらここから先は俺の出番だ。



いつも通りネコを被った高い声で、白々しく。






コナン｢そっかぁ爆弾犯の変装道具本当は金庫の中に隠してあるんだね。これ、僕の眼鏡なんだ。｣







そう言って白鳥警部からサングラスと化してる眼鏡を受け取る。






コナン｢水性ペンで黒く塗ったんだよ。髭とカツラは書斎にあったカブトの飾り毛を切ってテープでくっつけたんだ。これ、みーんな新一兄ちゃんのアイディアだよ♪｣






白鳥｢森谷教授、署までご同行を……。｣






森谷｢動くな！！動くとこの屋敷にしかけた爆弾を爆発させる！！｣






そう言って森谷教授がポケットから例のライターを取り出して言った。



俺と安室さんを抜いた大人組が驚くが、あの時やっぱり手を加えておいてよかった。






コナン｢爆発しないよ。だってその起爆装置、電池がないもん！！｣






森谷｢バ、バカな！！｣






慌ててスイッチの下蓋を取る森谷教授。



空っぽの内部を見て驚いていた。






森谷｢い、いつの間に！！なぜこれが起爆装置だと分かった！？｣







コナン｢だっておじさん、ライター使ってないじゃない？パイプに火をつけるのも長いマッチだったし。歩美ちゃんが言ってた“甘い匂い“ってパイプの匂いの事だったんだ！！｣






これで全部の謎解きが終了した。



森谷教授も無事逮捕、事件はこれにて一件落着かと思ったが、突然教授が余裕の笑みを浮かべて衝撃の一言を放った。






森谷｢これで全て解決したと思ったら大間違いだ。私が抹殺したかった建物はもう1つあるんだ！｣






コナン｢まさか！！米花シティビル！！もしかして完全な左右対象じゃないのか！？｣

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