【名探偵コナン】夢色traveler12【短編集】

私は悪くない！！【優奈:フリー】 ページ44

※こちら、かるーあ・みるく様からのリクエストで、｢夢主がストーカーにカンキンされ、警察学校組に助けてもらう｣という短編リクエストだったのですが、いつの間にかとてつもなく長くなってしまったので、単品であげさせてもらいました。




神様、私はなにか悪い事をしたでしょうか？



毎日文句も言わず、人の悪口も言わず、笑顔を振りまきながらせっせと働いているだけなのに、こんな仕打ちあんまりじゃないですかね！？



【速報】人生２回目のストーカー疑惑発生中。



確実に黒！！現在進行形で思いっきりストーカーされてます！！



”２回目のストーカーは追跡型か……”と思わず悟りを開いてしまった。



因みに記念すべき第一回目のストーカーは隠密型でした。



ポストに写真送り付けてくるタイプだった。
(※夢色traveler 短編集10｢都市伝説と5人の騎士(ナイト)｣参照)


そんなことはどうでもいいや。



それより今を何とかしないと……現在の時刻は夕方の5時。



良い子のみんながお家に帰る時間で決して遅い時間ではないのだが、今の季節は冬。



日が短いせいでこの時間でも外は既に真っ暗。



”暗けりゃいい”と思ったのかなんなのか知らないけど、おたく非常に勇者だね。



ビックリするくらい一定の距離を保ってついてくるもんだから、このまま家に帰る訳にはいかない。



ストーカーに自宅を知られるなんて言語道断！！自滅行為もいい所。



どうしようかと頭を抱えそうになった所、私には珍しくいい案が浮かんだ。



自宅に帰るよりも安全な場所として駆け込めるところ、ちょうど現在地から近い所にあるし、向こうが妙な気を起こす前に行ってしまおう！！



私はストーカーを引き連れて目的地に向かった。






ーチリリン♪ー

梓｢いらっしゃいま……あら！Aちゃん！！｣






『こんばんわ〜♪お久しぶりです〜！』







そう、目的地はみんな大好きポアロ！！



なんてったってここには……。






安室｢おや？Aさん、いらっしゃい♪｣






コナン｢Aさん！！こんばんわ！！｣







弱き者の味方、トリプルフェイスのバスターゴリラと主人公補正で犯人絶対捕まえるマンの高校生探偵が居ますからね！！



身の安全も確保出来てなおかつ目の保養もできるとか、ポアロ最強か？



今、店内にはカウンター席に座るコナン君しかいなくて、私はさも当然のように隣に腰掛けた。

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