夢色traveler「絶海の探偵」

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だって時を同じくしてるのは、事件ホイホイの称号を持つ死神スタンド使いの探偵ボウヤだよ？



彼と一緒にいて事件が起きない時なんてないんだから！！



結局、ヘリコプターの発艦デモンストレーションも無事終了し、みんなが待ちに待った昼食の時間がやってきた。



もうお腹ペコペコ！！



さて、楽しみにしてる昼食だけど、海上自衛隊って言ったらアレだよね！！








*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*

『ん〜〜〜♪カレー美味しい！！』






海上自衛隊って言ったら”海軍カレー”一択だよね。



にしても”海軍カレー”か……思い出すなぁ。



一時期、鎮守府で提督やってたなぁ……。



ビッグ7の長門たんはオレの嫁……。



随分前に提督業卒業してしまったが……懐かしい。



なかなか味わうことの出来ない本場の海軍カレーを堪能できたし、お腹が脹れたことにより、かなり満足した。






『ごめん、私ちょっとトイレ行ってくるね。』






一応、説明会の時に貰ったパンフレットを持っているけど、いまいちまだ船内のことをよくわかってない。



何とかトイレにたどり着くことは出来たんだけど……。






『やべ…………帰り道が分からない……。』






1つありがたいことは、入っちゃいけないところには立ち入り禁止の札とロープがかけられてること。



間違えて入って怒られることは避けられる。



どうしたもんかと困っていると、目の前にある立ち入り禁止の方から足音が聞こえてきた。



どうやらこっちに向かってきているようで、ちょっと無理して顔だけで覗き込んでビックリした。






『美和子さん！？』






佐藤｢えっ！？Aちゃん！？｣






『なんで美和子さんがここに！？』






佐藤｢それは、こっちのセリフよ！！待って……もしかして……。｣






『その予想は当たってると思います。今回の公開演習の参加者です。あの……凄ーく嫌な予感がするんですけど、もしかしたりします？』






佐藤｢もしかしたりするわね……。｣






『やっぱり……美和子さん以外には？』






佐藤｢目暮警部と高木くんが来てるわ。｣






『美和子さん、実はなんですけど……。』






これを知ったら美和子さんビックリするんだろうなぁ……。



でも、捜査一課が来てるって聞いたら黙ってるのもちょっとね……。



仕事で忙しいだろうに、無理言って食堂まで着いてきてもらった。



でも、船内には少年探偵団や園子嬢がいるから……。

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